バルサ、CL8強に半歩...2度のOGとピケ&スアレス弾でローマに快勝/CL準々決勝第1戦


■CL準々決勝第1戦 バルセロナ 4−1 ローマ

バルセロナ:OG(38分、55分)、ピケ(60分)、スアレス(86分)

ローマ:ジェコ(80分)

現地時間4日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦が行われ、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでローマと対戦した。

2015年11月24日。これはバルセロナが最後に本拠地カンプ・ノウにローマを迎えた日だ。バルセロナはこの試合で6-1とローマを蹂躙している。

あれからおよそ2年半が経過した。あの試合で先発したGKテア・シュテーゲン、アルバ、ピケ、S・ロベルト、ブスケッツ、ラキティッチ、スアレス、メッシのバルセロナ8選手、マノラス、フロレンツィ、ジェコのローマ3選手が今回の対戦でもスタメンに名を連ねる。

バルセロナはのっけからエンジン全開だ。11分、メッシがミドルシュート。これはGKアリソンが好セーブで防ぐも、18分にはラキティッチのシュートがポストを叩く。さらに27分、メッシのパスを受けたスアレスが左足でシュートを放ち、ゴールに迫る。

38分、試合が動く。バルセロナが先制した。メッシとイニエスタがバイタルエリアでパス交換。ボールは止めようとスライディングしたデ・ロッシの足に当たり、そのままゴールに吸い込まれた。

ローマは後半開始直後に決定機。46分、フロレンツィのクロスに、ペロッティがヘディングで合わせる。フリーで放ったシュートはしかし、枠を捉えずゴール右に外れる。

バルセロナは55分に再びネットを揺らす。ラキティッチが右サイドからグラウンダーのクロス。混戦となったゴール前でポストを叩いたこぼれ球がマノラスに当たってオウンゴールとなり、バルセロナに2点目がもたらされた。

バルセロナの攻撃の勢いは衰えない。60分、メッシからのサイドチェンジを受けたスアレスが、ワンフェイントでローマDFをかわしてシュート。GKアリソンが弾いたところにピケが詰め、決定的な3点目を奪った。

ディ・フランチェスコ監督は61分にペッレグリーにに代えてゴナロン、71分にフロレンツィに代えてエル・シャーラウィ、76分にデ・ロッシに代えてデフレルを次々に投入する。バルベルデ監督は66分に負傷明けのブスケッツに代えてパウリーニョを投入した。

ローマは77分にバルセロナ守備陣のミスを突き、デフレルがシュートまで持ち込む。ここはGKテア・シュテーゲンが好守で応じる。その2分後には、ペロッティの鋭いミドルシュートが枠を捉えるも、GKテア・シュテーゲンが横っ飛びのセーブでボールを弾き出した。

あきらめないローマは80分に1点を返す。ペロッティのパスを受けたジェコがコントロールから左足でシュート。ジェコの今季CL5得点目で第2戦に向け希望をつなぐ。

だが、その希望はバルセロナに打ち砕かれた。86分、途中出場のデニス・スアレスが左サイドからクロス。ローマDFの中途半端なクリアを拾ったスアレスが、今季CL初得点となるゴールでチーム4点目を決めた。

バルセロナはベスト8進出に半歩踏み入れたと言える勝利を手にしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180405-00000036-goal-socc