投打の「二刀流」でデビューした大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(23)が、
投手としてメジャー初勝利を挙げて一夜明けた2日、エンゼルスの地元、ロサンゼルスの各紙は
「二刀流選手」「日本のベーブ・ルース」などの見出しや写真とともにその活躍を大きく取り上げ、
野球の本場・米国での関心の高さを改めて印象づけた。

ロサンゼルス・タイムズ紙は「すべて(のプレーなど)が未来の二刀流(実現)を示している」と見出しをつけたコラムを掲載。
オープン戦の不調に触れたうえで、「彼がメジャーのスタートで変身した姿を見れば、地球で一番の選手になるという野心を彼がいつか実現するのが分かるだろう」とし、
「うまくいけば、大谷は現代野球では初の二刀流選手になる」と称賛した。

一方、初勝利を献上したアスレチックスの地元、オークランド周辺の地元紙、サンフランシスコ・クロニクルも
「若いときのベーブ・ルースのように、百年に1人の潜在能力を持った選手だ」と、二刀流への期待を高めた。

同じく地元紙、イースト・ベイ・タイムズは、1日の試合で大谷から3ランを奪ったチャップマンが
「きょうの大谷の投球をみれば、(高評価は)値するよ」と述べたと紹介するなど、「日本のベーブ・ルース」は敵地をもすっかり魅了したようだ。
http://www.sankei.com/world/news/180403/wor1804030020-n1.html