エンゼルスの大谷翔平(23)の“二刀流”として99年ぶりとなる歴史的なメジャーデビュー戦初勝利を米国メディアも大々的に報じた。

「大谷が歴史的6回デビューで勝利を挙げる」との見出し。大谷がマウンドに上がる約3時間前のクラブハウス内の様子として
「マイク・トラウトが、この日本人のチームメートに向かい、迫る投球デビューへの興奮を『ショータイム(Sho Time)!』と表現していた」とレポートした。

「大谷の登板を熱く期待したのはトラウトだけでなかった。日本メディアの総勢240人が日曜午後のコロシアムを埋め、
日本では月曜午前5時5分の生中継で大勢がテレビをつけた。そして彼らはエンゼルスがアスレチックスに7−4で勝利し、
大谷が大リーグ初勝利を挙げるのを目撃することになった」と日本の熱狂ぶりを伝えた。

また「世界各地の観衆の前で画期的な努力を見せる23歳のルーキーは試合を支配した。
不完全な部分もあったが、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
彼の二刀流の挑戦は、現代野球の未知の水域へ彼をねじ込んでいる。

日曜日、彼は1919年ボストン・レッドソックスのベーブ・ルース以来初めて、開幕戦で投手以外で先発出場し、
その後10試合以内で先発投手となった大リーグ選手となった」と、メジャーで99年ぶりに本物の二刀流選手が誕生した興奮を報じた。

チームの地元紙となるオレンジカウンティー・レジスター紙は、「大谷とエンゼルスが共に言ってきたように、春のキャンプは何の意味もなかった。
荒れていた春のキャンプ(の成績)が大リーグでの日本のスーパースターの準備について多くの疑問を促してきたが、
彼の大リーグ投手としての初登板は、球団外からの懸念を晴らすものだった」と、その実力を認めた。

記事は、大谷が立ち上がりにアスレチックス打線を三者凡退で抑えた場面を「大リーグで投げるだけの準備ができている投球内容を即座に見せた」とし、
6回を投げて、3安打、1四球、6奪三振、3失点のうち、3安打と3失点が、すべて二回に許したもので、連打の後に、マット・チャップマンにスライダーを3ランにされた試合経過を報じ、
「大谷のフォーシームは常時97マイル(約156キロ)から99マイル(約159キロ)を記録し、球速に関する懸念も和らげた。100マイル(約161キロ)にも数回達した」と、そのスピードを特筆した。

「今から考えれば、アリゾナの乾燥して薄い空気が問題だったかもしれない彼のスプリッターはさらに良かった。合計24球を投げ、打者は10度空振りした。
大谷はエンゼルス打線とアスレチックスの守備のおかげで7点の援護を受け、大リーグ初勝利を挙げることができた」と続けた。

つづく

4/2(月) 12:43配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180402-00000002-wordleafs-base