組織ありきの選手選考は意味がなさそうだ
 
3月のベルギー遠征で明らかになったのは、今回の招集メンバーではワールドカップ本大会を勝ち抜けないという事実だ。
内容も結果もいまひとつで、本田曰く「日本サッカーには(スタイル的に)立ち返れる場所もない」。

縦への速さ、デュエルの強さを求めるハリルホジッチ監督のサッカーがそこまで機能していない以上、組織ありきの選手選考は意味がなさそうだ。
 ならば、タレント重視のメンバー構成で臨むのもひとつの手だろう。以下が予想というより願望に近い23人だ。

GK(3人):川島永嗣、中村航輔、東口順昭
DF(8人):酒井宏樹、内田篤人、吉田麻也、昌子源、槙野智章、植田直通、長友佑都、酒井高徳
MF(6人):香川真司、柴崎岳、長谷部誠、山口蛍、大島僚太、井手口陽介
FW(6人):中島翔哉、清武弘嗣、大迫勇也、本田圭佑、原口元気、乾貴士

もちろん闇雲ではなく、少なくとも経験がある選手を各セクションに配置したい。本田、長谷部、内田、長友、川島のように雰囲気的にどっしりとしたタイプはピッチの内外を問わずチームの混乱時に不可欠だ。
 
そのうえで、前線4枚には局面打開力に優れたアタッカーを選んだ。今回の遠征で活躍した中島は当然ながら、エイバルで主力の乾、
やはりそのシュートセンスは魅力の香川、足もとのテクニックは抜群の清武(コンディション次第だが)あたりは期待感を抱かせてくれる。
 
このベルギー遠征に限れば、杉本と小林は厳しいと言わざるを得ない。彼らよりもむしろ、マインツでプレーする武藤、
レスターの岡崎のほうが戦力として計算できるのではないだろうか。それほど杉本と小林の今回の出来は良くなかったように見えた。
 
なお、本田はキープ力を買って大迫勇也の控えとした。ワールドカップのアジア最終予選のオーストラリア戦(アウェー)ではCFで先発して、
見事なポストプレーから原口の先制ゴールを演出している。よって、非現実的な起用法ではない。
 
清武を右ウイングの控えにしたのは、ワールドカップのアジア最終予選でウイングをやっていたから。
トップ下もこなせる清武は選手層に厚みをもたらす意味でも価値の高いタレントだ。
 
ポリバレントという点では、酒井高も左右のサイドバックに加えてボランチをこなすだけに、その能力は見逃せない。
右サイドバックを務めたウクライナ戦のパフォーマンスは確かに酷かったが、では、代わりにSBの控えに相応しい選手は誰になるかと言えば見当たらない。

今回出番がなかった車屋にしてもウクライナ戦のような強度の高い試合でどこまでできるかは未知数だ。
 
大島は中盤で最大のキーマンになりうる
 
どこかルカ・モドリッチ(レアル・マドリ―)を彷彿とさせる大島は中盤で最大のキーマンと見る。マリ戦では負傷交代するまで、最終ラインからボールを引き出し、
さらにタイミングのいい縦パスで攻撃にリズムを生み出していた。怪我さえなければ、いずれ日本代表を背負って立つMFになれるはずだ。
 
今回未招集だった井手口も攻守両面にフル稼働できる能力を見込んでエントリーしたい。G大阪の今野泰幸もその経験と安定感は魅力的だが、
若い分伸びしろがあると期待して井手口とした。ボランチに関しては、場合によってはインテリジェンスかつテクニカルな柴崎もボランチで使えるだろう。
 
ここまで読んで、「こんなメンバーはありえない」という見方もあるはずだ。ただ、どんなメンバーが選ばれるのかさえ分からないのが実情ということだけは強調しておく。
とにかく、なかなか希望を見出しにくい現状だからこそ、せめてメンバーの顔ぶれだけでもワクワク感を出したい。4年に一度のワールドカップなのだから、この面子で負けたら仕方ないという23人で臨んでもらいたい。

3/29(木) 6:00配信 サッカーダイジェストオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180329-00037852-sdigestw-socc

写真
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フォーメーション図
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2018/03/29(木) 07:00:23.67
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