北海道日本ハムファイターズが3月27日午後、会見を開き、ボールパークの候補地を北海道北広島市に決定した理由を説明しました。

 決め手として住民の理解や環境の魅力、新千歳空港からのアクセスの良さなどをあげました。

 北海道日本ハムファイターズ 三谷仁志事業統轄副本部長:「北海道の誇りになる場所を、情熱をもって一緒に作っていきたい。地元の方々から熱いものをたびたび感じました、そのことも一つの要素として、勘案しています」

 ファイターズ 前沢賢事業統轄本部長:「ふたを開けてみると、12球団一小さい自治体かもしれないが、超えられない壁ではない。2023年開業に向けてできること、開業以降にできることを着実に歩んでいけば5年間で歩んでいけば、ファンにも理解していただけると信じている」

 北海道日本ハムファイターズは会見で、北広島市に決めた理由について市民の熱意のほか、新千歳空港からのアクセスのよさをあげました。

 もう一つの候補地、札幌市南区の北海道立真駒内公園との違いについては。

 北海道日本ハムファイターズ 三谷仁志事業統轄副本部長:「収益性についてはトータルで見てほぼ同じという結論を導き出しました。お客さんの入りや他の要素として行政支援もあります。そういったものを勘案してほぼ同じレベルだと理解しています」

 ボールパーク内に配置する球場以外のレジャー施設については、自然を生かしたものにしたいとしたうえで、長い時間滞在できる空間にしたいと語りました。

 北海道日本ハムファイターズ 三谷仁志事業統轄副本部長:「今の札幌ドームにおいでいただける人数よりも減ったとしても、より休日楽しんでいただけるモデルを作れる。滞在時間が長くなるようなボールパークを目指す中で、お客さんの人数が減っても、満足度が高いお客さんの経験・観戦価値を高めていくことが可能だと理解する」

 そして栗山英樹監督も取材に答えました。

 北海道日本ハムファイターズ 栗山英樹監督:「我々の夢でもあったので本当に球場ができるんだ、これから色々あると思うが、具体的なイメージができたことはうれしかったし、感謝しました。いち野球ファンとして、夢のある球場ができたらいいな、この北の大地に天然芝の球場ができる、新たな野球が進み始める第一歩。楽しみにしていたし、実現してほしいと願っていました」

 北海道日本ハムファイターズ 中島卓也選手:「野球を見に来てくださる方ではなく、周りに遊びに来て、試合も見に来てくれてファンになってくれる効果もあると思うので、いろんな施設ができるのを楽しみにしています」

 北広島市 上野正三市長:「(おはようございます)おはようさん!早いね、朝早くから。(眠れました?)ばっちり眠れました。内定ということで、これからが本番。気を引き締めていきます」

 北広島市の担当者:「市にとっても特別な1日になったと思います。いろんな意味で注目されているので、しっかり業務を進めてもらいたい」

 山崎史香記者:「候補地が北広島市に決定し、市民にも喜びの声が広がりました」

 タクシー運転手:「(Q.決定を待っていた?)そうです。帰りのお客さんが(増えるのでは)」「(Q.期待はありますか?)もちろんあります。新駅ができてもJR北海道ではなく、タクシーで帰る人がいるのでは」

 北広島市民:「すごいことだよね。まさかこんなところに来るとはね」

 我流麺真舎 盛岡真さん:「にぎやかになってくれるとうれしい。活性化していろんな企業が入ってくれるとうれしい」」

 北広島市民:「老人がとっても多いなかで活気づくのでは子どもたちが戻ってくるかもしれない期待はある、親としては」「(Q.お野菜を卸してる?)そうです。あんまり車が渋滞されると困る。市場から仕入れて帰ってくるから」

 廣岡俊光アナウンサー:「誘致を手放しで喜べない人も。構想候補地の中の造園業者。この土地は候補地の中にあります。北広島市からは何も説明がないということです」

 候補地とされた敷地の一角で、長年続いてきた造園業者です。

 横山造園花さんぽ 森正浩さん:「日ハムさんにお話をする前に、なぜ(北広島市は)ここに一度でも来てくれないのか」

UHB 3/27(火) 19:51配信
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