国際親善試合が26日にスイスで行われ、ポルトガル代表とオランダ代表が対戦した。

 2018 FIFAワールドカップ ロシアの出場権を逃し、再出発を期すオランダ。ロナルド・クーマン監督の就任後初戦となった23日の国際親善試合・イングランド代表戦では0−1と完封負けを喫した。ユーロ2016王者のポルトガルと激突する一戦、先発メンバーにはGKヤスパー・シレセンやフィルジル・ファン・ダイク、メンフィス・デパイらが名を連ねている。

 対するポルトガルは23日の国際親善試合でエジプト代表に2−1と勝利。後半アディショナルタイムにクリスティアーノ・ロナウドが連続ゴールを決め、何とか逆転を果たした。中2日で迎える一戦、先発メンバーにはC・ロナウドのほか、アンドレ・ゴメスやアドリエン・シルヴァ、リカルド・クアレスマらが名を連ねた。

 均衡を破ったのはオランダだった。11分、自陣左サイドでボールを奪うと、パスをつないで敵陣中央を突破。右サイドへ展開し、ドニー・ファン・デ・ベークがペナルティーエリア右側から縦へ送ったボールにメンフィス・デパイが反応する。デパイは倒れ込みながら右足ダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 幸先良く先制に成功したオランダは32分、右サイド深くからマタイス・デ・リフトがシュート性のクロスを供給。ニアサイドに飛び込んだバベルがヘディングシュートを突き刺し、追加点を奪った。さらにオランダは前半アディショナルタイム、右サイドで得たFKに反応したデ・リフトがファーサイドからヘディングで折り返し、ファン・ダイクが右足ボレーをゴール右隅へ。3−0とリードを広げ、前半を終えた。

 後半は互いに選手交代を繰り返しながら試合を進めていった。ポルトガルは61分、ジョアン・カンセロが2枚目のイエローカードを受けて退場に。3点ビハインドに加えて数的不利に陥った。それでも反撃を期して攻勢をかけたものの、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。

 試合は3−0で終了。オランダが快勝し、R・クーマン監督就任後初白星を収めた。

【スコア】
ポルトガル代表 0−3 オランダ代表

【得点者】
0−1 11分 メンフィス・デパイ(オランダ代表)
0−2 32分 ライアン・バベル(オランダ代表)
0−3 45+2分 フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表)

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