社会学者の古市憲寿氏(32)が15日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月〜金曜・前8時)に生出演し、
財務省の文書改ざん問題で「忖度の責任は誰が取るのかっていうことに尽きる」と見解を示した。

 その上で古市氏は「今のところ、首相が文書を改ざんを指示しろっていう情報はないわけじゃないですか。
今のところ忖度の案件であって。忖度って難しい」とした上で「忖度」について

「ぼくらコメンテーターだって小倉さんに忖度して言わないことって結構あるわけですよ」とコメントすると、スタジオはどよめき、
小倉智昭キャスター(70)は「そうなの」と苦笑いを浮かべた。

 この反応に古市氏は「いやいや別にないけど」としどろもどろになりながらも
「でも、あるとした場合、こっちの責任なのか。小倉さんがえらそうにしている責任なのか。すごいグレーゾーンが多いじゃないですか」と展開し

「だから、忖度の責任を必ずしも権力者側が取らなきゃいけないっていうのはちょっと違うんじゃないかなと思う」と示していた。

 文書改ざん問題の特集の最後に小倉氏は「ここで司会やりながら、さっき古市君が忖度とか言いましたけど、
こういう状況じゃなくて酒でも飲みながら、腹割ってしゃべったら面白いだろうなって放送したら。そういうここにずっと引っかかったものがありながら、
やらざるをえないっていうのは何なんでしょうね」と苦笑いしていた。

http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180315-OHT1T50092.html