今年1月21日に多摩川で入水自殺を遂げた評論家の西部邁氏(享年78)。
西部氏の死をめぐって、警視庁捜査一課が再捜査に動き始めたことが「週刊文春」の取材で分かった。

「事件当初、警視庁田園調布署は、現場に遺書が残されていたことから自殺と判断しました。しかし、その後、いくつもの不可解な点が見つかった。自殺を手助けした人物がいる可能性が高いと見て、捜査一課の捜査が続いています」(捜査関係者)

遺体発見の前夜、西部氏は新宿の行きつけのバーでウォッカを痛飲。
深夜11時過ぎ、長女をタクシーで帰した西部氏は7時間後、帰らぬ人となって発見された。

最大の謎が西部氏の遺体の状況だ。
多摩川から引き上げられた遺体は、工事現場用のハーネスで固定され、白いロープが結び付けられていたという。

西部氏の親族が語る。

「邁さんは手が不自由で、食事をするときは箸ではなくスプーンです。それにシャツのボタンを留められず、長女が手伝っていました。ロープの片側は木に巻きつけられていたといいますが、彼1人でロープを結べるとは思えません」

捜査一課は“空白の7時間”の解明を進めている。

3月15日(木)発売の「週刊文春」では、西部氏の遺体や遺書に残された3つの謎、捜査一課の捜査状況などについて詳報している。

「週刊文春」編集部

http://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180314-00006558-bunshun-soci

西部邁氏 以前から自殺願望を口にしていた
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遺体の発見現場
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