パラリンピック スノーボード ゲート開かないトラブル相次ぐ
3月12日 18時36分
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ピョンチャンパラリンピックは大会4日目の12日、スノーボードの競技が行われましたが、日本の小栗大地選手のレースなどでスタートのゲートが開かず、選手が競技をやり直すトラブルが相次ぎました。

ピョンチャンパラリンピックのスノーボードは12日、男女のスノーボードクロスが行われました。

この種目では、決勝トーナメントから2人の選手が同時に滑って先にゴールしたほうが勝ち進みますが、午後から行われた男子の腕に障害があるクラスの1回戦の最初のレースで、片方の選手のスタートのゲートが開きませんでした。
もう1人の選手はゴールまで滑りきった後、すぐにスタート地点に戻され、再び競技をやり直しました。

この後、同じクラスのレースで再び片方の選手のゲートが開かないトラブルがあり、さらに足に重い障害があるクラスの1回戦でも、小栗大地選手のレースで相手選手のゲートが開きませんでした。
今度は40分ほど中断したあと、スタート方法を変更し、通常のゲートを開けたまま、2人の選手の真ん中にいる係員がチューブを手に持ってゲートの代わりとし、そのチューブをはなして選手たちがスタートすることになりました。

小栗選手はやり直しのレースに勝って準々決勝に進みましたが、「再開まで時間があいてしまったので、体があまり動かず、いい滑りができなかった」と話していました。

競技運営の担当者によりますと、機械の何らかのトラブルと見られるものの、さまざまな部品を交換しても直らず、原因は不明だということで、詳しく調べています。