昨年12月に巨人をクビになった村田修一(37)が9日、契約合意していたBCリーグ「栃木ゴールデンブレーブス」の入団会見に出席。「またNPB(日本野球機構)を目指す」と
前を向いた。

 昨季2億2000万円だった年俸は240万円。年俸などに上限のあるBCリーグでは、2000安打まで残り135本とする本塁打王2度のスラッガーにも特別扱いはない。
“裸一貫”からの再スタートだ。

 栃木県は夫人の実家があるゆかりの地だが、今回は単身赴任を選択。すでに家事デビューを果たしたという37歳は、「炊飯器で米が炊けるようになりました。洗剤じゃなくちゃんと水で
とぎましたよ。この前、包丁を初めて握ってキャベツを千切りしたら、指を切りそうになった。野球でケガする前に自炊でケガするところでした」と集まった約100人の報道陣、
関係者を笑わせた。

 そんな村田を日刊ゲンダイが直撃。

 ――同じ日、前カブス上原の巨人復帰が発表された。

「ボクも(古巣横浜に)戻れたらいいなとは思います。でも、こればかりはタイミングなので仕方がない。上の人がストップをかけていることもある。(横浜時代の同僚で現楽天の)
藤田は、『楽天に来てくださいよ』と言ってくれたりしましたけどね」

 ――その横浜時代の態度がNPBから声がかからない一因という見方もあるが。

「そういう(悪い)イメージが影響しているんじゃないかと思われていることは知っています。でも、ボクのことを知らない人が勝手に言っていればいいと思っている。
横浜と巨人でプレースタイルは変わっても、(チームの勝利に貢献するという)ボク自身のやることは変わらない」

 結果で風評を吹き飛ばし、NPB復帰を目指す。

日刊ゲンダイ
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