https://lpt.c.yimg.jp/amd/20180228-00000088-sasahi-000-view.jpg

2017年に大ブレイクを果たし、今ノリにノッているのが竹内涼真(24)だ。数々のドラマに出演を果たし、映画でも主演を張る。3月2日に授賞式が開かれる「第41回日本アカデミー賞」でも、新人俳優賞を受賞した。さらにCMにも引っ張りだこ。しかし、ブレイクを果たした者の“宿命”として、一部メディアは竹内を揶揄し、その人気に水を差そうとさまざまな“悪口”を飛ばしている。

「あの甘いルックスですから、彼のインスタグラムの投稿が『あざとすぎる』と言われたり、サービストークをすれば『調子に乗ってる』と指摘され、愛想よくしていないと『すぐ不機嫌になる』などなど、撮影現場での態度も含めて、やっかみみたいな記事が多いですね。LINE LIVEで、視聴者からの『抱いて』というコメントに、『みんな抱くよ!』と反応していたことに対しても、『チャラい』と指摘したウェブメディアもあった。ちょうどその後、熱愛報道が続いたので、一部からそうしたイメージを持たれてしまったようです」(エンタメ系のウェブメディア編集者)

 たしかに、高校時代には東京ヴェルディユースに所属しており、サッカーの腕前はプロレベル。女性誌の男性モデルオーディションでグランプリを獲得。ブレイクを果たした瞬間にいきなり、地下アイドルである里々佳(22)との熱愛がすっぱ抜かれたりと、“いけ好かない”と思われてしまうような側面もある。しかし、ブレイクした直後の熱愛報道も、その影響はほとんどなかったようだ。

「熱愛報道が出た時、SNSなどでは主に竹内さんのファンから里々佳さんに対しての文句ばかりで、彼を擁護する発言のほうが多かった。恋人というよりかわいい男の子というイメージもうまくハマっていて、事なきを得たんじゃないでしょうか。あと、全く無名だった里々佳さんが意外とかわいかったので、『お似合い』という声もありましたね。熱愛などはCMの仕事に影響することもありますが、彼が訴求する層にはあんまり関係がなかったようです。いまも順調にキャスティング案で上がってきています」(広告代理店の営業担当者)

 一方で、役者としての活動も変わることなく慎重にこなしているようだ。

「2014年に『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)で、主演として俳優業をスタートした竹内さんですが、翌年には日曜劇場『下町ロケット』、2017年も『陸王』(ともにTBS系)に出演するなど、ほぼ毎クールで注目作品に登場しています。『仮面ライダー』ではモデルとしての立ち居振る舞いだけでなく、アクションシーンも経験している。本人も、アクション作品への出演を希望しているそうです。また『過保護のカホコ』(日本テレビ系)では、すこしオーバー気味な演技でしたが、それがかえって視聴者の目を引かせることに成功しています」(テレビ情報誌の編集者)

 そんな中で、今年に入ってからCM出演本数が増加しているようにみえる。目立つところでは、白戸家に成り代わったソフトバンクのCM。また、味の素「CooK Do(クックドゥ)」のCMなどにも出演し、関連イベントで囲み取材を受けるなど、毎日、話題に事欠かない状態だ。

「実は、業界内の事情もあるんです。今、若手俳優でも20代前半のフレッシュな若者が少なく、老若男女の各世代にそれなりの知名度があるとなれば、24歳の竹内さんがダントツなんです。次点で新田真剣佑(21)か村上虹郎(20)かという感じ……。若手として人気だった菅田将暉は25歳ですが、ブレイクしてから2〜3年たっているので新人枠という意味ではもう扱えない。なによりたくさんのCMに出ているので、フレッシュ感がないんです。若い女性に訴求できる絶妙なタイミングと年齢を兼ね備えた男性タレントって実はすくないんですよね」(前出の広告代理店営業担当者)

 「25歳ですでに若手ではない」というCM業界の評価も驚きだが、“期待の新人”として竹内にCMなどが集まるのにも納得できる。世間に幅広く認知された時点でどれだけスタートダッシュを切れるか……今後の活躍に期待がもてそうだ。(ライター・黒崎さとし)

3/2(金) 11:30配信
AERA dot.
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180228-00000088-sasahi-ent&;p=1