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香取の次は草なぎが東スポ映画大賞に出る!? 2月25日に開催された「第27回東京スポーツ映画大賞」(ビートたけし審査委員長)授賞式に元SMAPの香取慎吾(41)が出席し、業界の話題をさらった。そこで気になるのは香取と大の仲良しで知られる草なぎ剛(43)の反応だ。草なぎは、主演のオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」(4月6日公開)の一編「光へ、航る」の撮影を終えたばかり。同エピソードは、お笑いコンビ「爆笑問題」太田光(52)が脚本・監督で、注目度は高い。撮影後の草なぎを独占直撃すると、驚くべきひと言が飛び出した。

【写真】因縁の“東スポ映画大賞”授賞式に登場した香取慎吾

 寒い山中での撮影にも負けず、草なぎはワンシーンごと丁寧に芝居を重ねていた。草なぎの芝居を見つめる太田監督はディレクターズチェアに寝そべるように腰を下ろし「おう東スポ、(敵のアジトへの)潜入捜査か?」と、本紙と草なぎら元SMAP3人が所属していたジャニーズ事務所との関係性をジョークにしたが、監督としての表情は決してバラエティー番組では見せないものだった。

 2月25日、東京スポーツ映画大賞授賞式ではジャニーズ事務所時代だったら絶対にあり得ない香取のサプライズ登場が実現し、業界を騒然とさせたばかり。香取は映画大賞と同時表彰の「第18回ビートたけしのエンターテインメント賞」で元SMAPの草なぎ、稲垣吾郎とともに話題賞を受賞。ただ、本紙と歴史的和解をしたからといって、草なぎも…という簡単な話ではない。

 だが撮影終了後、インタビューを試みると奇跡は起きた! なんと草なぎは「太田監督と映画で仕事するのは初めてだけど、以前から知らない仲じゃないので、早く距離が縮まって楽しい。太田監督はプレーヤー(演者)でもあるので、自分で演じて見せてくれて、言葉で説明を受けるより、すごくわかりやすいんですよ。本人は演技指導とかをしてるつもりはないんでしょうけどね」と現場の楽しさを語り「太田監督が僕の新たな一面を引き出してくれている」と手応えを感じていることなど、冗舌に語ってくれた。

 さらに、香取の「――エンターテインメント賞」受賞には「あれは慎吾だけが選ばれてるんじゃないよね。僕たち3人だよね。そうだよねー。慎吾に代表になって行ってもらって、行きたかったんだけどね。なんか慎吾一人で背負わせちゃったみたいな感じでね」と“敵陣”に単身乗り込んだ香取を気遣った。すぐに「一人だけ登壇した方が逆に面白かったのかもしれないねー。そうだよねー」と自分を肯定するちゃっかりさも見せたが…。

 東スポ映画大賞授賞式の閉会あいさつでは、酒井修代表取締役社長が香取に「過去にうちの記事でご迷惑をおかけしたようですが、これを機会に今後はぜひいい関係を築けたらと思っております」とメッセージを送ったが、これにも草なぎは「東スポの社長さんが『これからは良い関係を』って? ふふふ」と苦笑い。

 記者が「こうやって東スポが取材に来ることに戸惑いは」と聞くと、草なぎは「いや、まあ、そこもね、みんな同じじゃないですか。こういう世界じゃないですか。(芸能界という)その中でみんなが回っているというかね」と思いを明かした。

「東スポ映画祭にしても、(審査委員長の)たけしさんがふざけたりとか、面白いこと言って盛り上がるというか。芸能界の大先輩でもありますしね。最後は笑いにして終わろうという気持ちは感じるし、もうやっぱり最終的には楽しんでやっていくしかない。僕らもたけしさんにジョークにされる方がむしろ楽なんですよ。それを楽しんでいたら、みんなも『3人って面白いやつらなんだな』って思ってもらえるだろうしね」

 香取が「来年は映画賞をいただきたい」と言ったことには「そうなれたら、うれしいですけど、たけしさんはそれこそ映画に関しては厳しいですからね。でも、この映画が公開されて、来年、たけしさんに賞をいただけたら最高だよね」と、草なぎは世界の北野武監督へのリスペクトをにじませた。

 草なぎはこの映画出演に加え、主演舞台「バリーターク」(4月14日から、KAAT神奈川芸術劇場ほか)も控える。

 ジャニーズ退所後の活動については「やりたいことは100%できてますね。出発はどうなるかわからなかったけどね。順調すぎるぐらい」。

 ジャニーズ時代のレギュラー番組は確かになくなってはいるが、自分たちが飛び込むことを選択した「新しい地図」の世界も確実に広がっているようだ。

>>2以降に続く

3/2(金) 11:01配信
東スポWeb
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