平昌冬季五輪は第16日の24日、カーリング女子の3位決定戦が午後8時5分から行われ、LS北見の日本が英国と対戦する。
前夜の準決勝は韓国に敗れたが粘り強く戦った。日本初のメダルを懸けた勝負も注目される。

カーリング女子が採用されたのは1998年長野五輪。過去5大会にメダルを獲得したことがあるのは6カ国に過ぎない。
2回の優勝を誇るカナダとスウェーデン、1回の英国など強豪国で占められている。

 6大会連続出場の日本は今回、初めて1次リーグを突破。メダルを懸けた勝負は未知の世界となる。
主将の本橋麻里(31)は「勝てばメダル。そのことが頭の片隅にある。いかに(心を)コントロールできるかが、勝敗の分かれ道になる」と語る。

 日本は1次リーグで3連勝と好調な滑り出しを見せたが、突破が現実味を帯びてからは2連敗し、5勝4敗の4位だった。
スキップの藤沢五月(26)に頼ることが多く、チーム全体のショットの精度をどこまで復調できるかが鍵となる。加えて日本が力を入れる氷の読み。
刻々と変化する氷の状態を把握し、正しい攻略方法を選ぶことも重要だ。

 3位決定戦の相手、英国には1次リーグで6−8と敗れているが接戦だった。実力を発揮できれば十分に勝機がある。
藤沢は「次が最後。自信と誇りを持ってベストを尽くしたい」と意気込んでいる。

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