平昌冬季五輪で24日に行われるスノーボード女子パラレル大回転に、2014年ソチ五輪銀メダルの竹内智香が出場する。
5大会連続の五輪出場となる竹内が“必勝アイテム”に大好物のスナック菓子を平昌に持参し、2大会連続のメダル獲得に挑む。

 竹内が持参するスナック菓子は、大手菓子メーカー「亀田製菓」(本社・新潟市)が1976年から製造している「ハッピーターン」
(1袋30枚入り、参考小売価格220円)。

 同社のホームページによると、販売を開始した当時は第1次オイルショックの影響で不景気だった日本国内の世相をふまえ、
「幸せ(ハッピー)がお客さまに戻ってくる(ターン)ように」という願いを込めて商品名を名付けたという。今や同社を代表する人気商品の一つだ。

 竹内は22日に更新した自身のツイッターで「ハッピーなターンができるように今回も持ってきています」とつづり、
現地に「ハッピーターン」を持参していることを明かした。

 竹内選手が「ハッピーターン」が大好物であることを受けて、同社では竹内が金メダルを獲得した場合、5年分のハッピーターンを贈呈する方針を決定。
「5年分は約5万5千枚相当になる」(亀田製菓)という。

 竹内は2016年3月、左膝前十字靱帯(じんたい)断裂という大けがを負ったが、故障を乗り越えて再び五輪の舞台に立つことになった。
 同社の広報担当者も「大きなけがを乗り越えられた竹内選手には、ぜひともハッピーな結果になってほしい」と期待を寄せる。

 24日の本番では、果たしてハッピーなターンを決めることはできるか−。

http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180222/pye1802220070-n2.html
http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180222/pye1802220070-n1.html

【一問一答】

――戦いを終えての思いは

 「今シーズン、すごい苦しいシーズンがつづいていたんですけど、やっと調子を取り戻せて、メダルを狙えるなって手応えを持ってここに戻ってきただけに、
ベスト8ですごく悔しい気持ちなんですけど。でも5回目のオリンピックを楽しんで、たくさんの人たちに見に来てもらえて。
それが一番幸せなことだったのかな、と思います」

 ――大きなけがを乗り越え、この舞台に戻ってきた

 「本当に前を見続けること、諦めないことっていう大切さを、スポーツから学びました。
それを見て、たくさんの人たちがまた何か頑張ろうって励みになったのであれば、その一人として、うれしく思います」

 ――ソチ五輪からの4年間を振り返って

 「唯一、銀メダルから金メダルへと一つ上を目指して、一番高いところを目指してこれた4年間は、幸せな時間だったと同時に、
やっぱりすごく苦しい時間でもあったんですけど。でも、そんな4年間を過ごしたことに、今は充実感でいます」

 ――会場や日本からも応援があった

 「やっぱり、みんなにメダルを見せてあげたかったって気持ちがすごくある。
でも、きっと、あの滑りを見てもらえて、楽しんでいる姿を見てもらえて、きっとみんなも楽しんでもらえたんじゃないかと思います」

http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180224/pye18022415460039-n1.html