2018/02/08 15:30

クインシー・ジョーンズ、M・ジャクソン/ビートルズ/ヒップホップに対し毒舌再び

 先月末、GQ誌でテイラー・スウィフトの楽曲を批判して話題になっていたクインシー・ジョーンズが、今度はVultureで言いたい放題の毒舌を振るっている。

 このインタビューで彼は、現代の社会問題や政治、そしてケネディ大統領暗殺まで様々な話題について歯に衣着せぬ意見を述べているが、伝説的プロデューサーとして約70年間米音楽業界の内情を見てきただけあり、ミュージシャンや音楽に関するぶっちゃけ話が特に興味深い。マイケル・ジャクソン、ザ・ビートルズ、そしてヒップホップについてなど、音楽関連の彼の発言をピックアップした。

◎ジョーンズが『オフ・ザ・ウォール』、『スリラー』、『バッド』を共同製作したマイケル・ジャクソンについて
「あまり公に言いたくないけど、マイケルは盗作が多かった。たくさん歌を盗んだ。(ドナ・サマーの)「ステイト・オブ・インディペンデンス」と「ビリー・ジーン」とかね。[注:1982年の“ステイト・オブ・インディペンデンス”にマイケルはバックコーラスで参加しており、ベースラインが「ビリー・ジーン」に似ている。]音符は嘘をつかないよ。あと彼はこの上なくマキャベリ的(策略家)だった。貪欲、すごく貪欲。「今夜はドント・ストップ / Don't Stop 'Til You Get Enough」なんかは(キーボーディストの)グレッグ・フィリンゲインズがCセクションを書いたんだ。マイケルは彼に曲の権利を10%はあげるべきだったね。でもそうしなかった」

[ジョーンズはまた、マイケルの度重なる整形手術について言及しており、当時咎めたものの彼は取り合おうとせず、「何かの病気をのせいにしてた。デタラメだ」と一蹴している。]

>>2以降につづく)


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