サッカーJ3秋田がJ2昇格を目指す際の条件となるスタジアムの整備に関し、秋田県は新施設が完成するまでの暫定施設となる秋田市八橋運動公園陸上競技場の改修費の一部、約3億1700万円を負担する。7日にあった県議会産業観光委員会で説明した。

 J2の基準に合致するよう大型映像装置の設置やドーピング検査室、ロッカー室などの改修を行う。同競技場を管理する秋田市が事業主体で、総事業費は約9億9000万円。

 県は費用を(1)J2参入に必要なもの(2)参入に必要で、同競技場の機能向上につながるもの(3)施設の老朽化などで元々必要なもの−に分類。(1)は半額、(2)は4分の1を支援し、(3)は秋田市の負担と決めた。

 7月に工事を始め、2019年2月の開幕に合わせて利用を始める。県は改修支援事業費を債務負担行為として、14日開会の県議会第1回定例会に提出する17年度一般会計補正予算案に計上する。

 新競技場の規模や財源を詰める「新スタジアム整備構想策定協議会(仮称)」を18年度に発足させる。事務局を秋田商工会議所に置く方針で、県は負担金として500万円を18年度当初予算案に盛り込んだ。秋田、男鹿、由利本荘、にかほのホームタウン4市も計500万円を拠出する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00000008-khks-pol