『バイプレイヤーズ』あさって初回放送なのに「2話がまだ半分」 綱渡りの撮影続く
2018-02-05 19:36 ORICON NEWS
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テレビ東京『バイプレーヤーズ』の試写会後取材会の模様 (C)ORICON NewS inc.
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俳優の遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研(あいうえお順)がメインキャストを務めるテレビ東京系新ドラマ『バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』(7日スタート、毎週水曜 後9:54〜10:48分、全5回※初回のみ15分拡大)の記者会見が5日、東京・六本木のテレビ東京で行われ、スケジュールの都合がつかなかった田口を除く4人が出席した。

同ドラマは、2017年1月期に深夜ドラマ枠「ドラマ24」で放送された『バイプレイヤーズ』のキャストによる第2弾。前作『〜もしも名脇役の6人がシェアハウスで暮らしたら〜』は、日本の映画・ドラマ界に欠かせない名脇役が本人役で出演し、「よくこの豪華な顔ぶれが集まった」「おもしろい」「微笑ましい」「かわいい」「萌える!」など大反響を巻き起こした。

新作では、どうしてもスケジュールの都合がつかなかった寺島進を除く、遠藤、大杉、田口、松重、光石の5人が再集結。それでも、何本も作品を抱えている彼らのスケジュールを合わせるのは指南の業で、濱谷晃一プロデューサー(テレビ東京)は「第1話は(予定どおり)あさって7日に放送なんですけど、第2話の分がまだまだ撮り残っておりまして、第3話以降もまだまだ撮れていない状況なので、誰かインフルエンザにかかったら、第3話の放送が1回お休みになるかもしれないくらいの綱渡りで作っております」と、真顔で現状報告していた。

松重も「2話は半分くらいしか撮れていなくて、あしたから頑張って撮らないといけない」と認めつつ、カメラマンや記者に向かって「熱っぽい人はいますぐ出ていって、ください。インフルエンザが一番恐いので。抵抗力、ないんで僕たち」と単なる冗談ともいえないことばで笑いを誘いながらも、健康管理への高い意識をのぞかせていた。

「抵抗力がない」といいながらも、オープニング映像では、5人がおそろいの黒スーツ姿で一列に並び、海から上がってくる衝撃的シーンを撮影するため、11月の海に入ったり出たりを繰り返したという。発案者は大杉で、「前作は埠頭を6人で歩いたんだけど、今回は無人島が舞台だし、せっかく海があるから海から出てきたらどうだろうって。僕は海から出たいと思ったんですよ」と照れ笑い。

衣装合わせの時にプロデューサーからその話しを聞いた遠藤は「真冬の海に入るなんて嫌にきまっているじゃん、そんなこと考えたの誰?って聞いたら、大杉さんだっていうんで(笑)。しぶしぶやることにしましたが、やってみたら楽しかった」。実際の撮影日は比較的暖かい晴れの日で、気温より水温のほうが高く感じられたそう。「濡れた体で外にいるより、海の中にいたほうが温かった」という松重は「海から上がったり、入ったりしていたら、地元の人たちがキャーキャー言っているんですよ。(5人だから)嵐に間違えられているのかな?と話していた。光石さんは『嵐に間違えられているとしたら、俺はニノ(二宮和也)だな』って言っていた」と他愛もない話を披露。その光石は「皆、背が高いから、5人をそろえようとすると、僕だけ顔半分くらい海に浸かることになって、それが一番こわかった」と振り返っていた。

綱渡りのスケジュールは続くが「テレビ東京って、お金がない、ギャラも安いと言っているけど、本当にお金ないの?っていいたくなるくらい、ゲストが豪華なので、そこを楽しんでもらいたい。すごい人たちが次々に出てきます」(遠藤)。「ゲストがいい表情で帰っていくのがいいね。そのいい感じが作品に出ていると思うので、見どころにしてほしい」(大杉)。「劇中劇の『しまっこ』ももったいないくらいすごいキャストなんですよ。スピンオフを狙っているんじゃないですか?」(光石)と皆、前向き。松重は「放送時間が前作より早くなって、1回分の尺も倍くらいのびて、初回は15分拡大版と、どんどん風呂敷が広がっているんで、不安でしかない。本当に大丈夫かな」と心配性なコメントをしつつ「このメンバーが集まることだけが僕らの楽しみ。最終回まで頑張っていきたい」と話していた。