2018年02月04日

99.9:シーズン2 木村文乃の起用理由は「凛としたたずまいとコメディーセンス」

 人気グループ「嵐」の松本潤さんが、変わり者の刑事専門弁護士役で主演するTBS系「日曜劇場」枠の連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」が好調だ。シーズン2の中で裁判官を辞めて弁護士になった「ヤメ判」の新ヒロイン・尾崎舞子の存在が重要になってくる。演じた木村文乃さんについて、同局の瀬戸口克陽プロデューサーは「凛(りん)としたたずまいとコメディーセンス」が起用理由だと語る。舞子の役割やキャラクターについて分析する。

 ◇ヤメ判・舞子役、木村文乃への期待

 裁判官を辞めて弁護士になった「ヤメ判」の舞子は、第2話で正式に斑目法律事務所の仲間入り。第3話では事件の主任担当として、本格的に弁護士の仕事をし、かつての仲間との関係性の変化や、仕事への取り組み方、相手の態度の違いに苦悩する。

 瀬戸口プロデューサーは「実際にいらっしゃったそういう(ヤメ判の)方にお話を聞いていく中で、元裁判官がいると面白いんじゃないか、と思った」と発案のきっかけを明かす。元裁判官らしい凛としたたずまいと、同ドラマならではのコメディーセンスが重要となるが、「過去仕事をしたことがある木村さんは、その両方を持ち合わせている稀有(けう)な存在」と起用の理由を語る。

 ◇事務処理能力は抜群! 裁判官ってこんなキャラ

 舞子は、論理的に物事を考えるタイプのため理屈っぽく、きつい言動も多い。深山とはしばしば対立する。自分では気付いていないが、裁判官としての考え方がしみついている。「自分が見たものは間違いない、と思ってしまうところがある。(裁判の際の)調書にあるものはすべて正しいという、ある種、(裁判官に)しみついてしまった習性だと思う。たった一個の違和感を検証する弁護士とは違う」と、瀬戸口プロデューサー。

 裁判官ならではの特徴としては「事務処理能力が圧倒的に高い。ある元裁判官の方に、必要な資質を聞いたら、膨大な案件を裁くために頭の回転の速さが必要という答えだった」とという。第2話では、佐田(香川照之さん)が苦戦する事務処理を、舞子はすぐに終わらせて「まだそれだけしかやっていないんですか?」と突っ込むシーンがある。スペックの差も一つのキャラクターになっている。

>>2以降につづく)

連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」の新ヒロインを演じる木村文乃さん
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