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朝日新聞デジタル

 ヤクルトの上田剛史外野手、山崎晃大朗外野手、奥村展征内野手、藤井亮太内野手が3日、春季キャンプを行っている沖縄・浦添で、全体練習後に節分の豆まきをした。

 だが、「鬼」の登場を待つ4人の表情は硬かった。山崎が「(鬼の)お面をつけてもらわないと、(豆を)投げられませんよ」とぼやけば、上田も「ランニングよりきついわ」と視線を落としてポツリ。

 それもそのはず、鬼役は宮本慎也ヘッドコーチ、石井琢朗打撃コーチ、河田雄祐外野守備走塁コーチの新任3コーチ。連日10時間以上の猛練習を自分たちに課している、文字通り「鬼」コーチだったからだ。

 そこに鬼に扮したとはいいつつ、素顔まるだしの3コーチが登場。「投げてみろ、コラ」「今後の練習のことを考えろよ」とすごみながら迫る鬼に、選手たちは腰を引きつつ、「鬼は外」と豆をこわごわぶつけた。

 そこになぜか、小川淳司監督が現れ、「誰が一番ぶつけたかを確認したい」と“リプレー検証”を要求。検証の結果、一番ぶつけたのは藤井と判定された。藤井は、鬼の3コーチからおもちゃのハンマーでボコボコに。大きな笑いが巻き起こったが、河田コーチが「特守(守備特訓)に行くぞ」とピシャリ。4選手はそのまま練習へ戻る羽目となり、「鬼退治」は予想通りに不発となった。