2/2(金) 20:10配信
日本1勝目 エース杉田が3時間半の死闘制す、MPしのぎ元世界18位セッピ破る<男子テニス>

男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本vsイタリア(日本/岩手、室内ハード)は2日、シングルス第2試合が行われ、世界ランク41位の杉田祐一が元世界ランク18位のA・セッピ(イタリア)との死闘を4-6, 6-2, 6-4, 4-6, 7-6 (7-1)のフルセットで制して日本の1勝目をあげ、初日は1勝1敗で終えた。


この日、エースの杉田は第1セットを落とす苦しい展開から、第2セットではベテランのセッピに2ゲームしか与えず、セットカウント1−1に追いつく。第3セット、第4ゲームで杉田は苦しみながらサービスキープすると第5ゲームでブレーク。その後もセッピの鋭いストロークを振り切り、セットカウント2−1と勝利へ王手をかける。

しかし、第4セットの第10ゲームではダブルフォルトを犯してセッピに流れが傾くとセットカウント2−2に追いつかれる。その後、ファイナルセットは第12ゲームでマッチポイントをしのいだ杉田がタイブレークでリターンエースなどを決め、3時間半近くの試合に終止符を打った。

同日のシングルス第1試合でダニエル太郎はF・フォニーニ(イタリア)に4-6, 6-3, 6-4, 3-6, 2-6のフルセットで惜しくも敗れた。

29歳の杉田は、昨年7月のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)で日本男子史上3人目のツアー優勝。同年のワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本 vs ブラジル(日本/大阪、ハード)ではシングルスで2勝し、エースとしての大役を果たした。さらに今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でJ・ソック(アメリカ)を破る活躍を見せた。

デビスカップは、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行う。2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利となる。

日本とイタリアの組み合わせは以下の通り。

【大会1日目】
・シングルス第1試合:ダニエル太郎 4-6, 6-3, 6-4, 3-6, 2-6 F・フォニーニ

・シングルス第2試合:杉田祐一 4-6, 6-2, 6-4, 4-6, 7-6 (7-1) A・セッピ

【大会2日目】
マクラクラン勉/ 内山靖崇 vs S・ボレッリ(イタリア)/ P・ロレンジ(イタリア)

【大会3日目】
・シングルス第1試合:杉田祐一 vs F・フォニーニ

・シングルス第2試合:ダニエル太郎 vs A・セッピ

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