◇大相撲初場所14日目(2018年1月27日 東京・両国国技館)

 師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は協会の事務所で優勝の瞬間を見届けた。目には涙が浮かんだという。「ケガもあったけどよく立ち直った。三段目まで落ちたらもう(引退)だと思っていた。(土俵に上がれず)悔しくて泣いていた。(入門時は)辞書もなく、ロシア語も分からなかったしね。そういう意味ではよく頑張ったよ」と振り返った。

 元横綱による暴行事件など、昨年から角界に相次いだ不祥事。今場所中には元弟子の傷害事件が明らかになり、部屋の外が騒がしくなる中で、栃ノ心の頑張りはムードを変えた。「場所前は股関節がちょっと…と言っていた。私の経験上、30歳くらいが脂が乗る、力が出るとずっと言っていた。最近は指導もよくやるようになったし、大人だしね、彼は」と感無量の面持ち。そして、どん底からはい上がった弟子を「(自分は)ろくな親方じゃない。でも反面教師でよく頑張ってくれました」と称えた。

 ▽春日野部屋 名門・出羽海部屋から独立。1925年に引退した横綱・栃木山が部屋の礎をつくった。厳しい稽古で知られ栃錦、栃ノ海の両横綱、大関・栃光らを輩出した。35年夏場所から関取が途絶えておらず、現在の全45部屋で最も長い。現在の師匠、元関脇・栃乃和歌は2003年2月に部屋を継承した。初場所の番付では幕内・栃ノ心、栃煌山、十両・碧山、栃飛龍の4人の関取を含め、21人の力士が所属する。所在地は東京都墨田区両国。

1/28(日) 6:01配信 スポニチ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00000057-spnannex-spo

写真
https://amd.c.yimg.jp/amd/20180128-00000057-spnannex-000-1-view.jpg

【大相撲】<春日野部屋の暴行隠ぺい疑惑>2つの不可解。なぜ公表せずの結論に至ったのか。単に不祥事を隠蔽したかっただけなのか
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1517034699/

【大相撲】<春日野親方>傷害事件発覚に「何か言ったらまた書くでしょう」★3
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1516888987/

【大相撲】<春日野親方>理事長と危機管理部長には報告... ★4
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1516938649/