阿部寛、松嶋菜々子らのサプライズ花束に感激「引退します」
2018年1月27日13時55分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180127-OHT1T50131.html

俳優の阿部寛(53)が27日、都内で主演映画「祈りの幕が下りる時」(福澤克雄監督)の初日舞台あいさつに出席した。

原作は人気作家・東野圭吾氏の「新参者」シリーズの完結編。2010年に連続ドラマ化、12年に映画化された。

ドラマから8年間、主人公の刑事・加賀恭一郎役を演じた阿部は「感無量です。こういうまっすぐな芝居をやったことがなかった。自分の軸というか、力になり、成長させてもらった」と感慨深げにあいさつした。

8年間共演した溝端淳平(28)は「8年前のハタチの頃、芝居のことをどうしても聞きたくて、阿部さんが休んでいるのに楽屋に行った。寝起きながらも、疑問に答えてくれた」と懐かしげに振り返った。続けて「いろんな節目で悩んでいると、その度に少ない言葉で励ましてくれた。至らない僕を大きな器で包み込んでくれた。これからも指針として背中を追いかけたい」と感謝。涙を浮かべながら、阿部とがっしりと抱き合った。

阿部は、シリーズ初参加の松嶋菜々子(44)や、田中麗奈(37)、主題歌を担当したJUJUから慰労の花束を受け取ると、「これで引退します」と冗談めかして、笑いを誘った。笑顔で「こんな展開になると思わなかった」とサプライズ演出に感激していた。