全豪オープンテニスの男子シングルスでベスト4入りを決めた韓国のチョン・ヒョンが24日に行われた試合後、自身は錦織圭の活躍に刺激を受けていると明かした。

　韓国選手として史上初の四大大会（グランドスラム）準決勝進出を果たしたチョンは、2014年の全米オープンテニスで準優勝に輝くなど、アジアのテニス界の先駆者として活躍する錦織について、「すべてのアジア選手が圭を尊敬し、追いつこうとしている。彼はアジア選手の誇りだ」と語った。

　今大会は3回戦で世界ランキング4位のアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）、4回戦では全豪オープンで6度の優勝経験を誇るノバク・ジョコビッチ（セルビア）を倒している21歳のチョンはこの日、米国のテニス・サングレンに6-4、7-6（7-5）、6-3でストレート勝ち。世界58位のチョンにとっては、2004年のマラト・サフィン氏（当時86位）に次ぐ低いランキングでの4強入りとなった。

　また、「準決勝に進めて本当に驚いている。サーシャ（ズベレフ）とノバク、そして他にも何人か良い選手を破ってきた。グランドスラムで2週目に残るのは初めてだ」というチョンは、26日の準決勝で連覇を狙う第2シードのロジャー・フェデラー（スイス）と第19シードのトマス・ベルディハ（チェコ）の勝者と激突する。

1/24(水) 17:34配信
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