阪神から国内フリーエージェント(FA)権を行使してDeNAに移籍した大和内野手(30)が21日、故郷の鹿児島・鹿屋市で
自主トレーニングを公開した。外野手でゴールデングラブ賞を獲得した経験がある守備職人は、新天地での二塁手としての受賞を宣言。
実現すればセ・リーグでは高田繁氏(72)=現DeNAゼネラルマネジャー(GM)=以来となる内外野での選出となる。

 緑に包まれる鹿屋市で、大和が新シーズンへの強い自信を示した。

 「いつでもキャンプに入れる状態です。動きに何一つ不安はないです。地元の仲間に練習を手伝ってもらえて、それが力にもなります。
地元が好きなので」

 約40分間、二塁、遊撃でノックを受け、併殺の動きを入念に確認。「守備を評価されて入った人間なので。少しでもエラーを減らすため」と、
最大の武器と自任する守備に磨きをかけた。

 内外野のどこでも一流のプレーをみせる守備職人だ。2014年には外野手としてゴールデングラブ賞を獲得しており「内野で(同賞を)
とったことがないので、1回でいいのでとりたい」と目を光らせた。

 ラミレス監督は、現時点の開幕戦メンバーとして大和を「2番・二塁」で起用する方針を示している。内外野でゴールデングラブ賞に輝けば、
セ・リーグでは高田GM以来、2人目の快挙。大和は「縁があるのかな」と笑った。

 セの二塁手部門は広島・菊池が5年連続で選ばれている。それでも「1年間試合に出て、普通にやれば勝負できる。一つでもエラーの数を
減らすことで見方は変わってくる」と牙城崩しに自信の弁。2月1日からの沖縄キャンプでは1軍(宜野湾)帯同が確実で、毎年恒例の指揮官の
ノックについても「いつでも受けます」と、うなずいた。

 昨季から両打ちに転向し、この日も両打席での打席練習をこなすなどユーティリティーぶりを発揮した大和。「しっかり勝負してポジションを
勝ち取りたい」。NHK大河ドラマ「西郷どん」の舞台としてにぎわう鹿児島で“薩摩隼人”が熱く誓った。

サンスポ
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