(16日、大相撲初場所3日目)

 2敗目を喫した稀勢の里は支度部屋で顔をゆがめ、首を左右に振り、「あー」と大きなため息をついて
うつむいた。報道陣の質問には言葉を返さなかった。

 初日が出た前日とは打って変わって立ち合いから腰が高かった。一瞬両差しになったが左の差し手は浅く、
簡単に巻き替えられて相手の逸ノ城が得意な右四つに。一方的に攻められて土俵を割った。

 涙の初優勝から1年。横綱になって6場所目で成績は26勝19敗(不戦敗を含む)33休となった。
昨年春場所に負った左腕のけがは癒えたはずだが、その影響を引きずったままだ。

 ○逸ノ城 2場所連続で稀勢の里から金星。「うれしい。左を差されないようにして、あとは前に
出るつもりだった」

朝日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000073-asahi-spo