日本相撲協会の横綱審議委員会の稽古総見が5日、東京・国技館であり、4場所連続休場中の横綱稀勢の里は力ない相撲で周囲を心配させた。横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は、結果を求められている初場所(14日初日)を休場するのもやむなしとの考えだ。

豪栄道、鶴竜に2勝6敗。体を起こされ後退する相撲が続き、同じく休場明けの鶴竜には左を封じられて3戦全敗だった。本人は「よくないんじゃないですか」と、ぽつりと言った。九州場所を途中休場し、冬巡業も全休。関取相手の稽古が十分とは言えず、体重は九州から7キロ減の177キロに。八角理事長は「軽い感じ。番数が足りない」と厳しい。

横審の北村委員長は「15日間続けられないなら出ない方がいい」とした上で、仮に休場しても進退問題に発展するまで猶予があるかとの問いには「あると思う。(5場所連続休場の)例がないこともないから」と話した。

ソース/YAHOO!ニュース(朝日新聞社)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180105-00000044-asahi-spo