2018.01.04

小泉今日子、GO!GO!7188、レベッカ、C・ローパー……のんが影響を受けた“パワフルな女性たち”

 隔週木曜日の20時〜21時にInterFM897でオンエアされているラジオ番組『KKBOX presents 897 Selectors』(以下、『897 Selectors』)。
一夜限りのゲストが登場し、その人の音楽のバックボーンや、100年後にも受け継いでいきたい音楽を紹介する同番組では、ゲストがセレクションし、放送した楽曲をプレイリスト化。(中略)
1月4日の放送には、のんが登場。“自身が影響を受けた音楽”と“100年後に残したい音楽”を紹介する。
今回はそのプレイリストから彼女の音楽性を掘り下げるべく、同回の収録現場に立ち会った模様の一部をレポートしたい。

 のんがまず自身のルーツとして挙げたのは、小泉今日子「学園天国」(アルバム『ナツメロ』収録)。
彼女は中学生の時にバンドを組み、ギター担当でライブをやることになった際、一番最初にこの曲をコピーしたという。
女優としてのキャリアしか知らない人も多いだろうが、のんは中学の3年間、バンドを解散しては結成してと、ずっと音楽に触れ合ってきていた。
バンドが解散して以降、高校生になってからも1人でギターを弾いていた、根っからのギター弾きだ。

 続いて、「10代の大事な曲」として挙げたのが、GO!GO!7188の「ジェットにんぢん 2010」(アルバム『蛇足歩行』収録)と「雨上がり アスファルト 新しい靴で」(アルバム『パレード』収録)。
2曲中2曲をGO!GO!7188で固めてくるというあたり、このバンドがのんに与えた影響の大きさが計り知れる。
「ジェットにんぢん 2010」は3番目に組んだバンドでコピーした曲のひとつで、本人曰く「名前が可愛くて、曲を聴いてみたらカッコよかったから」演奏することになったという。
「雨上がり アスファルト 新しい靴で」は、彼女がギターボーカルとして初めてトライした楽曲。
今のスタイルがあるのも、その時にステージで歌った経験があってこそだろう。

 また、のんは音楽を始めた環境について、「地元の中央ホールみたいなところに、楽器を隠し持っている役場のおじさんがいて、ギターもベースもキーボードもドラムもあった。
それを子供達に無料で貸し出ししていて、私もがっつり教えてもらった」と明かした。そういった仲間や環境に恵まれたことも、彼女がここまで音楽を続け、様々な時代の音楽に詳しくなった要因だろう。

 続いて、「音楽を始めてから影響を受けた曲」として挙げたのが、シンディ・ローパー「Girls Just Want To Have Fun」(アルバム『She’s So Unusual』収録)。
のんは表現者としての自分を高めていくにあたり、「女の子のパワフルな表現」を模索するなかでこの曲に出会った。
「シンディのこの曲のようにパワーを炸裂させることができる存在になれたら」と語るように、全身を使った表現や表情の作り方など、参考になった部分も多いという。

>>2以降につづく)


Selectors、お邪魔しました〜 [non_kamo_ne]
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