“3強”前評判もなぜ…東海大9位、神奈川大15位で総合V絶望的
「箱根駅伝 往路」(2日、大手町〜神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

東洋大が5時間28分29秒で4年ぶりの往路優勝を果たした。
総合4連覇の懸かる青学大は、5時間29分05秒で2位となり、往路4連覇は逃したが、
復路逆転圏内の36秒差につけた。
一方で青学大とともに“3強”の前評判だった出雲駅伝覇者の東海大はトップと5分40秒差の9位、
全日本大学駅伝を制した神奈川大は9分35秒差の15位に沈み、逆転優勝はほぼ絶望的となった。

東海大は今年もまた苦しい戦いとなった。3強の1角として注目されたが、
1区から区間順位が7位、7位、3位、12位、12位と低調に終わり、往路9位に終わった。
1区にエントリーしていた主力の関(2年)が故障上がりの調整途上で使えず。
序盤で流れを掴めず、ズルズルと後退した。両角監督は「3区でゲームチェンジできずに、
4、5区とズルズルいってしまった」と、肩を落とした。
近年、有望な新人が加入し、V争いに加われる存在としてあげられる東海大だが、箱根では成績を残せない。
両角監督は「上位3つにはお手上げ。あとはどれ巻き返せるか」と、逆転Vは諦めた様子で話した。

神奈川大は4区大塚が区間新記録の走りで3位につけていたが、5区の萩野太成(2年)が
低血糖の症状を発症し、区間20位の大ブレーキ。一気に順位を落とした。
1区山藤(3年)、2区鈴木健吾(4年)で先行逃げ切りを狙っていたが不発。
大後監督は「4区までは良かったり悪かったりで、最後、ブレーキになってしまった。
(5区は)夏から準備していたし、調子も悪くなかったけど…」。
復路に向けては「なかなかこういう状況になると難しい。1人1人が走って行くしかない」と、
足元を見つめた。

デイリースポーツ on line
https://www.daily.co.jp/general/2018/01/02/0010864710.shtml

箱根駅伝:第94回箱根駅伝(往路)
https://live-sports.yahoo.co.jp/live/sports/athletic_hakone/8188