宇野昌磨選手の優勝で幕を閉じたフィギュアスケート全日本選手権終了後に、平昌五輪や四大陸選手権、世界選手権へ出場する代表選手の名前が発表された。

「大方の予想通り、平昌五輪は羽生結弦選手、宇野選手と全日本の順位から妥当な線で田中刑事選手が選ばれました。しかし、全日本直前にも報道されていたように、羽生選手の復帰戦になると思われた1月下旬の四大陸選手権の代表には羽生選手の名前はありませんでした」(スポーツライター)

 平昌五輪の前哨戦ともいえる四大陸選手権の男子の出場者は、代表の宇野選手、田中選手に加え無良崇人選手となっている。

「報道では羽生選手の五輪ぶっつけ本番が話題になっていますが、確かに厳しい状況でしょう。12月16日から氷上練習を少しずつ始められるようになったようですが、ジャンプなど本格的な練習は当然できません。評論家の佐野稔氏も1カ月氷上練習ができないだけでジャンプなどの体感が狂い、元に戻すのに苦労すると語っていましたが、まだ足が痛いという報道を聞くと、本格的な練習ができるのは年明けになりますよね。しかも、ケガをした足はすべてのジャンプで着氷する右足です。練習でよくなった足を痛める心配もあります。佐野氏はさらに、4人目の代表も選んでおくべきだとコメントしており、実際、スケート連盟は無良選手、友野一希選手、村上大介選手の3名を補欠と指名しました」(前出・スポーツライター)

 五輪まであとわずか。羽生選手の驚異的な復活を祈るばかりだ。

(芝公子)

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