貴乃花親方理事辞任勧告で相撲協会会見(随時更新)
12月28日 14時07分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171228/k10011274171000.html?utm_int=news-sports_contents_list-items_001

日本相撲協会の臨時の理事会は貴乃花親方について「降格」にあたる理事の辞任を勧告しましたが、貴乃花親方がこれを拒否したため、理事会は理事の解任の権限を持つ評議員会に貴乃花親方の理事解任を提案することを全会一致で決めました。日本相撲協会は28日、東京 両国の国技館で臨時の理事会を開いたあと、午後1時半から記者会見を行っています。会見の内容です。

◆相撲協会「理事・巡業部長としての責任重い」

この中で相撲協会の危機管理委員会の高野利雄委員長は貴乃花親方の責任について、「本件の傷害事件は巡業部長である親方が統率する巡業中の事件であり親方は理事・巡業部長として、貴ノ岩のけがをした把握した直後、被害届の提出前や後に速やかに協会に報告する義務があったのに怠った。親方が被害者側にあることが明らかであり、勘案したが理事・巡業部長としての責任は重いと判断した」と述べました。

また、高野委員長は会見の中で貴乃花親方が危機管理委員会による調査への協力を拒否していたことについて、「委員会による調査は、協会執行部の決定に基づくものであり、理事・巡業部長ないし協会員としては、調査に協力すべき義務があったにもかかわらず、貴乃花親方は正当な理由がないのに委員会による再三の聴取要請を拒否続けた」と述べました。

さらに、「11月30日の協会の定例理事会において警察の捜査が終了したあとは貴ノ岩の聴取に協力すると確約し、さらに全会一致で日馬富士の暴行問題に関してすべての理事、監事、協会員などが結束して協力していくことを決議したにもかかわらず12月18日まで委員会による貴ノ岩らへの聴取要請も拒否してその義務を怠った。貴乃花親方が被害者側の立場にあることを勘案してもその責任は重い」と述べました。