青山学院大学受験をぶち上げ、その受験勉強ライフをネット番組「偏差値32の田村淳が100日で青学一直線〜学歴リベンジ〜」(AbemaTV)で公開中の田村淳。
12月23日にMCを務めたイベントでは、偏差値が当初の32から58までアップしたと語り、「合格できる手応えは70%」と豪語したという。そんな田村の現状を、受験事情に詳しいライターが分析する。

「偏差値は多くの受験生が参加する模試を受けないと分かりません。田村は大手予備校・東進ハイスクールのバックアップを得ているので、同校が運営する模試を受けたのでしょう。
ただ偏差値と一口に言っても複数科目の総合なのか、単一科目なのかは不明。

12月16日には、be動詞が分からない自分に対する東進側の教え方が悪いと不満を口にしたばかりですから、その英語で偏差値58など不可能なのは明らか。
おそらく最も成績の良かった科目の数字だけを明かしている可能性が高そうです」

 模試では実施母体となる予備校ごとの偏りがあり、東進では偏差値が甘めに出ると言われている。そのぶん、合格偏差値ももちろん高くなるわけで、58程度では青学を狙うのは到底不可能だ。
また科目によっては基礎学力が足りなくても、出題範囲を徹底的にカバーすることで高得点を狙うこともできる。そんな田村に対して一般の受験生からは「受験をなめるな!」と激怒の声もあがっているという。

「芸能人の田村が他の受験生と一緒に模試に臨むことはありえず、隔離された環境で受けたことは明らか。
しかし模試会場は人生を懸けた真剣モードの受験生たちでピリピリしており、その雰囲気を体感することも模試の大事な目的となっています。

しかし競争相手のいない状態ではプレッシャーを感じることもなく、『模擬試験』の意味が薄れるのは明らか。
そんな特別扱いでの模試結果を自慢げに明かす姿には、多くの受験生が大きな怒りを感じているのは間違いありません」(前出・ライター)

しょせんは大学受験をテレビ番組のネタとしか考えていない田村に、そんな受験生たちの怒りなど一生理解することはできないだろう。

2017年12月27日 17:59
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