12/26(火) 8:48配信

 大相撲の元横綱・日馬富士(33)による傷害事件で、頭を負傷し11月の九州場所を全休した貴ノ岩(27)=貴乃花部屋=が、26日に発表された初場所(来年1月14日初日、東京・両国国技館)新番付で、先場所の東前頭8枚目から東十両3枚目に落ちた。日本相撲協会は、貴ノ岩が初場所を全休しても診断書の提出を条件に、十両にとどめる救済措置を取る。

 十両は最下位が14枚目で、3枚目の貴ノ岩は初場所で3勝以上しないと、通常は3月の春場所で無給の幕下に落ちる可能性が高い。このため協会は20日の理事会で、一方的に元日馬富士から暴力を受けた上に入院中で後遺症もある貴ノ岩の救済措置を決定。来年1月12日の初場所の取組編成会議までに診断書を提出すれば、全休でも春場所は十両最下位に留め置く。

 元日馬富士の事件を巡っては、白鵬(32)、鶴竜(32)の両横綱が20日、協会から減給処分を受けた。現場に同席しながら暴力を止められなかった第一人者の白鵬が来年1月の給与不支給と同2月の給与50%カット、鶴竜は来年1月の給与不支給になった。【飯山太郎】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00000020-mai-spo