新日本プロレスの大黒柱として、プロレスブームを支える棚橋弘至さん。
「大卒レスラー」としても知られる棚橋さんですが、大学受験では猛烈な努力を重ねたといいます。
一体どのような青春を過ごしたのでしょう。

◇1日最低12時間勉強した
高校時代、プロ野球選手になりたくて、野球部の活動は一生懸命にやっていましたが、
夏に甲子園の予選が終わると、中ぶらりんになりました。
野球選手になれないなら、それを伝えるスポーツ新聞の記者になろうと思って、
そのためには大学に行こうと、受験勉強を始めました。

実質勉強していたのは半年くらいです。偏差値は50くらいでした。
自分の学力がどれくらいかが把握しきれなかったので、手当たり次第に勉強して、塾に行って、
地元の行けそうな大学から偏差値の高い大学まで10校近く受けました。全部受かりましたね。

とにかく戦う武器をそろえないといけないと思ったので、書店を回って、よさそうな問題集をチェックして、
全部買ってきて、分からないところや間違えたところを補習しました。一番効率のいい方法を選びましたね。
分かる問題や、できたところは2回やらない。できなかったところだけをやって、穴を埋めていきました。

僕は私立に絞っていたので、英・国・社の文系3科目しか勉強しませんでした。
英語は自分で吹き込んだ英会話をイヤホンで聞いていました。僕みたいに部活ばかりやってきた生徒は体力勝負ができるんですよ。
1日最低でも12時間勉強して、寝ている時間以外は勉強していました。午前3時、4時まで勉強して朝の7時には起きて学校に行きました。

何となく大学に行きたいなというのだと、勉強にも身が入らないと思います。
次の模試で何点取るとか、あいつには勝ちたいとかでもいいのですが、新聞記者になるという目標設定がいち早くできたので、
勉強に身が入りました。

息抜きにはプロレスのビデオをずっと見ていました。小橋建太さんとか武藤敬司さんが僕のアイドルでした。
「小橋が頑張っているから、おれも頑張ろう」と、エネルギーをもらう感じですね。
息抜きする時にはモチベーションを上げる何かに触れた方がいいですね。

(続き)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171224-00000000-maiall-life