12月9〜10日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。4本の新作が上位を占め、「仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」が首位を獲得した。
平成ライダーが共闘する劇場版の第2弾だが、仮面ライダー映画が首位を獲得したのは、2012年12月8日公開「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦 アルティメイタム」(最終興収11.9億円)以来となる。

新作はオープニング2日間で観客動員30万3100人、興行収入3億5900万円を記録。これは昨年12月10日に公開され、最終興収9.4億円をあげた第1弾「仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー」の動員比132.6%、興収比130.1%の成績となっており、最終興収15億円超えが期待できる好スタートを切った。

 2位は「DESTINY 鎌倉ものがたり」が初登場。同作は、山崎貴監督が西岸良平のベストセラーコミックを、堺雅人と高畑充希の初共演で実写映画化したファンタジードラマ。
全国401スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員23万1500人、興収2億9700万円をあげた。この成績は、最終興収15億円を記録した山崎監督「寄生獣 完結編」(15年)の興収比109.7%。まずは興収15億円が当面の目標となりそうな出足となった。

 「オリエント急行殺人事件」は3位にランクイン。アガサ・クリスティの名作ミステリーをケネス・ブラナーの製作・監督・主演、豪華キャストの共演で新たに映画化したもの。12月8日から公開され、土日2日間で動員16万9100人、興収2億2600万円をあげた。最終興収10億円超えが見込めるスタートとなっている。

 そして、4位には「ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」がつけた。「ガールズ&パンツァー」は、12から13年にかけてテレビ放送され、14年にはOVA(オリジナルビデオアニメ)も劇場上映された。
15年に公開された「ガールズ&パンツァー 劇場版」はロングランヒットを記録し、興収25億円を突破。今作はその劇場版の続編にあたる新作OVAで、全6話で描かれる最終章の第1話(47分)を劇場上映した。

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