阪神の能見篤史投手(38)が8日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、
今季年俸1億3000万円から1000万減となる年俸1億2000万円でサインした。
2015年から結んでいた3年契約が今季で終了。新たに単年で契約を更新し、投手最年長として
チームを支える。(金額は推定) 「この年齢でなかなか数字を上げるのは難しいですけど。
来年もユニホームを着させてもらえる。僕としては納得できるもの(球団からの評価)でした」

 今季は先発で秋山と2人、1年間ローテーションを守って23試合に登板した。6勝6敗、防御率は
3・72の成績だったが、2位に躍進したチームを屋台骨から支えた。今季限りで安藤が引退。
39歳となる来季は、投手陣の最年長となる。

 胸にはあるのは悔しさの方が大きい。「年々、苦しい投球の方が多くなるんですけど。
しっかり自分で受け止めてスタートした。前半は自分の感じとしては非常に悪くなかった。
波がどこかで出てくる。うまく、少なくできなかったのは、シーズンを通して思いました」と
振り返った。

 現在、通算98勝。あと2勝で節目の100勝にも達する。「もちろんできればいいですし、
そこで終わりじゃない。しっかり勝てるようにしないと。まずはローテーションに入らないといけない。
死にもの狂いでやっていかないと」。個人記録以上にチームの勝利を求めたい。13年ぶりの
リーグ優勝、33年ぶりの日本一へ。14年目を迎えるベテラン左腕が、チームを頂点に導く覚悟だ。

デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171208-00000057-dal-base