突然の“キャラ変”のワケとは――。東アジアE―1選手権(9日初戦、味スタ)に臨む日本代表は6日、都内で合宿3日目を迎えた。

今回の合宿で初となる非公開練習で戦術を確認したが、イレブンの間ではバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の変貌ぶりが話題を呼んでいる。ピッチ内外でこれまでに見られなかった言動が相次いでいるというのだ。

 ハリルホジッチ監督は練習中、選手に激しいゲキを飛ばすのがいつもの光景だが、今回の合宿では練習での厳しい姿勢に加えてさまざまな“異変”が起きていた。

 GK東口順昭(31=G大阪)は戸惑いの表情を浮かべながら「今回は機嫌がいいと思う。良いプレーをしたら『すごいー!』と大きなリアクションで褒めたり」と語るように、これまで選手に対しては、注文や説教しかしてこなかった指揮官がポジティブな発言をするのは極めて異例という。

 恒例の体脂肪率に関する指導でも「(代表に)入っていたいなら落としていかないと。FWネイマール(25=パリ・サンジェルマン)を追いかけないといけないんだから」と、ここまでは普段と同じ。

しかし東口によると「すぐに落とさなくていいと。『徐々に落としていこうな』と言っていた。今回は前より優しい言い方だった」という。鬼軍曹ぶりは鳴りを潜め、すっかり“好好爺”と化しているのだ。

 それだけではない。指揮官が重要視するミーティングに姿を見せないこともあった。「監督だけいなくてコーチによるミーティングがあった。フィジカルコーチのシリル(モワンヌ=46)や早川(直樹コンディショニングコーチ=54)さん、テグさん(手倉森誠コーチ=50)やジャッキー(ボヌベー・コーチ=56)が戦術の説明をして。(今までに)ないっすね。珍しい」と東口は驚いた様子で語った。

 指揮官が長時間にわたって声を張り上げ詳細な戦術を説明するミーティングは、代表合宿の定番。それだけにボス不在の“説明会”にイレブンも戸惑いを隠せない。

 指揮官の言動は選手間でも話題になっているが、ハリルホジッチ監督は感情的になることが多いだけに、冷静に選手と意思疎通を図るため、方針転換したのか。それとも過激な指導に選手から不満が出ていたことで支持率回復を狙ったのか。はたまた今回は国内組のみの“B代表”のためヤル気がない?など、臆測を呼んでいる。

 明確な理由は不明とあって選手たちも首をかしげるばかり。W杯出場決定後、ふがいない試合が続き、今大会ではタイトル奪取が求められているが、指揮官の異変はチームにどんな影響を与えるだろうか。

12/7(木) 16:38配信 東京スポーツ
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【サッカー】<日本代表合宿>ハリル監督、円陣“全開”カミナリ!義務なのに…体脂肪オーバー数名も
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