俳優の大沢たかお(49)が24日、都内で出演したBS―TBS「大沢たかお インカ帝国 隠された真実に迫る」(来年1月12、19日・後7時)の取材会に出席。南米・ペルーで行われたロケで、「世紀の大発見」につながる可能性のある遺跡を目撃したことを明かした。

 ペルー南部のクスコを中心に、15〜16世紀にかけて繁栄したインカ帝国。スペインの征服によって、クスコを追われ最後の都市となったのが「エスピリトゥパンパ」とする説が有力とされている。今回のロケは、9月14〜30日と今月13〜21日までの計26日間行い、その説の真実を追った。

 大沢は、クスコ空港から車で2日半かかる遺跡発掘現場で作業に密着。「ただ見ているだけではつまらない」と思い、考古学者の近くで発掘を手伝いながら様子を見守った。

 掘削作業を進める中、遺跡が出現。「穴が開いて、顔が出てきた。すごいのが出てきた。別のところを掘ると別のものに当たった。そっちの方が衝撃的だった。生まれて初めて見た。美術館で見るようなもの」と興奮を抑えきれない様子で振り返った。

 発見した遺跡は「1500年ぶりに太陽を浴びるので、ちょっとしたことでダメになっちゃう。10日ぐらいかけて(遺跡を)取り出した」。現在、ペルーの考古学者と日本の専門家が解析を進めているという。遺跡はインカ帝国の最後の都市「エスピリトゥパンパ」を裏付ける証拠になる可能性があるといい、番組放送までに解析結果が判明する見込みだ。

 「1週間やって出なかったらどうしよう」とプレッシャーを感じながら挑んだ2度目のロケでの大きな成果。「世紀の発見かどうか、まだ分からないけど、そういう発掘の瞬間はこれまでテレビで押さえたことはないと思う」と喜んだ。

 海抜0メートルから4400メートルを行き来する苛酷なロケ。これまで5大陸を冒険してきた大沢だが「時差、高度差、温度差が厳しかった。標高4000メートルになると、常に酸欠状態で呼吸が苦しくなり、寝てても1時間おきに起きた」。遺跡発掘専門家が緊急で宿泊する網戸窓しかない小屋で、寒さに震えながらの寝泊まり。高山病にかかるなどして同行したスタッフ2人が下山したという。

 さらに、標高3500メートルのコンドル渓谷に登り乗馬したり、原則立ち入り禁止とされている断崖絶壁「インカ橋」(標高2700メートル)では安全ベルトを着用せず丸太の上を渡った。

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