17日、警察の任意の調べに対し、「ビール瓶では殴っていない」と話した、横綱・日馬富士。これに対し、
貴ノ岩の兄は18日、FNNの取材に対し、「うそをついている」と、日馬富士を非難した。
17日午後9時すぎ、およそ8時間にのぼった事情聴取を終え、東京・両国の国技館を出た横綱・日馬富士。
17日夜のうちに、九州場所が行われている福岡に帰るのではとみられ、多くの警察官が羽田空港で警備にあたっていたが、
最終便の時間になっても日馬富士は現れず、午後11時前、警備は解除された。
日馬富士は、一夜明けた18日も、福岡には戻っていないとみられるが、どこにいるのか。
18日も聴取を受けているのかについては、確認できていない。
そうした中、17日の聴取で、日馬富士は貴ノ岩に暴行したことを認める一方で、「ビール瓶では殴っていない」と、
ビール瓶での暴行を否定したことがわかった。
この問題をめぐっては、飲み会に同席していた横綱・白鵬も「ビール瓶は使っていない」と話す一方で、
貴ノ岩と直接電話で話したというモンゴルに住む兄、アディヤ・ルブサンさんは「(日馬富士が)テーブルの上の
ビール瓶を持って、容赦なく何度も殴ったと聞いた」と語った。
また、貴ノ岩の師匠・貴乃花親方も、11月14日、相撲協会に対し、「ビール瓶で殴られた。頭が割れている」と
説明したことがわかっている。
日馬富士が17日の聴取で、ビール瓶での暴行を否定したことについて、18日、あらためて貴ノ岩の兄に聞いた。
貴ノ岩の兄、アディヤ・ルブサンさんは「日馬富士にやられたというたくさんの傷を、テレビ電話で見た。
ビール瓶で殴ったことに間違いない。(日馬富士は)自分が悪いとわかっているから、いろいろ、うそをついているのだろう」と
話した。
はたして真実は。
この食い違いについて、18日、相撲を見に来たファンに話を聞いた。
相撲ファンは「横綱ですので、(ビール瓶では)たぶん、たたいていないと思います」、
「両方信じたいという気持ちで複雑なんですけど、(警察の)結果を待ちたいという気分ですね」
などと話した。
鳥取県警は、今後も引き続き、当事者や関係者から話を聞くなど捜査を進め、傷害容疑での立件について、
慎重に判断する方針。

FNN
http://www.fnn-news.com/sp/news/headlines/articles/CONN00376858.html