人気グループ、嵐が大みそかに生放送される「第68回NHK紅白歌合戦」(後7・15)の大トリの最有力候補であることが16日、分かった。トリは40回目の出場の石川さゆり(59)が濃厚。
この日、出場歌手の発表会見が東京・渋谷の同局で行われ、昨年と同じ紅白各23組ずつの計46組が決定。初出場は昨年と同数の10組で、デビュー30周年のエレファントカシマシ、20周年の三浦大知(30)、10周年のHey!Say!JUMPら周年組も紅白を盛り上げる。

 国民的グループが2年連続2度目となる紅白のラストを飾る。大トリは9年連続出場の嵐が、昨年に続いて任されることが最有力。白組のトリはグループで5年連続5度目の白組司会を務めた14年に初めて経験し、今回で3度目となる。

 嵐は今月8日発売のシングル「Doors〜勇気の軌跡〜」が初登場首位で、歴代1位タイの通算49作目の首位を獲得。「2017上半期タレントCM起用社数ランキング」の男性部門では相葉雅紀(34)が1位、松本潤(34)が2位、二宮和也(34)と櫻井翔(35)が3位で上位を独占するなど人気は不動。
昨年の相葉に続き、今年は二宮が白組司会に抜てきされるなど同局への貢献度も高いことから“満場一致”の大トリといえる。

 紅組のトリ最有力は嵐と同じく2年連続で、正式に決まれば8度目(大トリを1度含む)となる石川さゆり。今年で紅組歴代最多記録となる40回目の節目の出場に花を添える形だ。

 石川はこの日、東京・世田谷区の昭和女子大人見記念講堂でデビュー45周年記念公演を開催。紅白の歌唱曲について質問されると、毎年、代表曲の「天城越え」か「津軽海峡・冬景色」をNHKから依頼されるとほほえみ、「紅白らしかったねと言ってもらえるようなパフォーマンスができたら」と意気込んだ。

 また、今年は2020年東京五輪・パラリンピックのテーマソング「東京五輪音頭−2020−」を歌うメンバーにも選ばれた。一緒に歌うのは、紅白初出場の竹原ピストル(40)や加山雄三(80)ら。誰もが認める日本を代表する歌手の1人である石川について同局関係者は「トリにふさわしい歌手であるのは間違いない」と話している。今年も昨年と同じ大トリ・トリコンビが大みそかを盛り上げる。

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