0001豆次郎 ★
2017/11/16(木) 11:10:00.46ID:CAP_USER9スポーツ報知
かつての“恋人”が明かす 侍ジャパン・稲葉篤紀監督の素顔と別れの涙
「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ 2017」が16日午後7時から東京ドームで開幕する。2020年東京五輪での金メダルを目指し、侍ジャパンの新監督に就任した稲葉篤紀監督(44)の初陣でもある。日本ハム時代に打撃投手を務め、“稲葉の恋人”と呼ばれた斉藤貢さん(47)がエールを送った。
この選手のためならぶっ壊れても…
かつての“恋人”が明かす 侍ジャパン・稲葉篤紀監督の素顔と別れの涙
稲葉日本代表監督との思い出を語る斉藤貢さん
「この選手のためならぶっ壊れてもいいと思った選手ですね」。日本ハム、楽天で12年間、打撃投手を務めた斉藤貢さんの稲葉評だ。稲葉監督が、ヤクルトから日本ハムに移籍した2005年から、斉藤さんが日本ハムを退団する10年までの6年間続いた。
「よく、稲葉の“専属打撃投手”とか“恋人”だとか言われますけど、彼のためだけに投げていたわけではないですよ」。斉藤さんは柔和な表情を崩さずに答えた。2人が交わるきっかけは宮本慎也さん(現ヤクルト・ヘッドコーチ)の存在だった。斉藤さんは宮本さんと社会人野球の名門・プリンスホテルの同級生。宮本さんが稲葉監督とヤクルトの同期入団という縁もあり、宮本さんから電話が入った。「慎也から『稲葉を頼むな』と言われて…」。打撃投手を務める一方、練習を手伝うようになり「裏表のない人間だったし、波長があったんでしょうね」と斉藤さん。ロングティーでの練習が印象に残っている。「本人はロングティーが苦手だったみたいですよ。でも日本ハムに来て“変わらなきゃ”と思ったんでしょうね。最初は飛ばなかったけれど、やっていくうちに飛ぶようになった。『(飛ばすためには)力じゃない』と本人は言っていましたが、飛ばす感覚を身につけましたね」。中距離砲からの進化をそばで見守った。
試合後の儀式と祝勝会でのシャンパンシャワー
2人には毎試合後、行う儀式があった。札幌ドームの選手ロッカーの横にある、スコアラーら裏方さんが控える資料室で、その試合を振り返る“反省会”だ。「全打席の映像を見て検証するんです」。配球や打撃フォームの崩れをチェックして確認した。「この打席は(打ったのは)狙い球だったの? がっついちゃった?」「分かりますか、そうなんですよ」。時には精神論も交え1時間近く続く“反省会”で絆を深めていった。稲葉監督の真摯(しんし)な姿を見て、資料室の扉をノックする若手が増えて、球団の伝統になった。
稲葉監督だけではない。裏方を大事にする習慣は日本ハムに根付いていた。06年に日本一に輝いた際には、SHINJOの発案で祝勝会の会場のど真ん中に裏方さんが集められた。「『優勝おめでとう』ってみんなからシャンパンファイトですよ。本当にうれしかったなあ」。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00010002-spht-base