阪神・金本知憲監督(49)は12日、次代のエース候補の離脱に頭を抱えた。
小野泰己投手(23)が右膝痛を訴え、秋季キャンプ中の高知・安芸から緊急帰阪。
「心配ですよ。全然知らんかったけど、古傷らしい。手術しているんだよね」と
不安を隠せなかった。

 小野は休日前の9日ごろから痛みを発症し、13日に精密検査を受けるため
離脱が決まった。折尾愛真高時代に手術した部位で、大事を取ったようだ。
新人だった今季は2勝7敗、防御率4・35と黒星が先行したが、キレ味鋭い真っすぐは
1軍でも十分通用していた。腰痛ですでにキャンプを離れた望月に続き、
大きな痛手となった。

 開幕ローテに入りながら、結果を出せなかった藤浪、岩貞、青柳は今キャンプでも
試行錯誤を繰り返している。11日の韓国LGとの練習試合後も、指揮官は
「岩貞も調子が悪いままだし、青柳も…」と嘆くなか、「小野と才木はスピード、
キレもあるし、十分にそこ(ローテ争い)に入っていける」と話していた矢先のリタイア。
誤算が多いが、今は軽傷であることを祈るしかない。(表 洋介)

スポーツ報知
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