女優、綾瀬はるか(32)がここ一番の逆転打でその人気を見せつけた。1日放送の主演ドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)の第5話で平均視聴率14・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好記録をたたき出したのだ。

 今回は、綾瀬が実はかつてある国の特殊工作員だったという異色のヒロイン役で、街の悪人たちを次々に成敗していく物語。綾瀬のアクションシーンもふんだんに盛り込まれている。

 「前作は朝ドラ『とと姉ちゃん』の高畑充希の『過保護のカホコ』。同じ事務所の後輩のドラマが最高で14%をたたき出すなど好成績だっただけに、綾瀬のドラマの数字が注目されていました」とテレビ誌編集者。

 綾瀬といえば、NHK大河ドラマ「八重の桜」のヒロインも務めたトップ女優のひとりだが、最近では視聴率では意外と苦戦することもあった。2016年1月期の「わたしを離さないで」(TBS系)は6・8%と数字が伸び悩んだ。

 「かつては、『ホタルノヒカリ2』で15・4%、『きょうは会社休みます。』は16・0%という高い数字を出していました。最近は高畑や有村架純といった若手俳優に押され気味でしたが、今回の数字で改めてその人気が確かめられたわけです」と続ける。

 さらには2019年のNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」への出演も決まった綾瀬。

 「八重の桜」でのヒロイン経験から主演の心得を問われると、「とにかく入り時間と、皆さんの出社時間が一緒で、すごく新鮮。社食も一緒で、社員さんの気持ちが味わえる」と珍アドバイスも。

 「30歳を超えた今、あの天然キャラがどう影響するか懸念もされましたが、最近は石田ゆり子のようなアラフィフ天然キャラも注目されているので、マイナスには動いていないようです」と放送関係者。

 まだまだ面白くなる女優だ。

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