この1ヵ月あたり、ネット上を見渡すと、ビートたけし(70)監督による『アウトレイジ 最終章』をベタ褒めする記事がやたら目につく。

私は、いわゆる「たけし映画」の大ファンで、このアウトレイジシリーズも一作目、二作目(ビヨンド)ともに、
もう10回以上繰り返して観てしまったほどの“ヘビーユーザー”だったりするのだけれど、
正直なところ一番面白かったのは一作目……だと個人的には思っている。
ビヨンドはちょっとトーンダウンな感じで、最終章は……映画館で一度観たかぎりでは一番つまらなかった。

まあ、何度か観ればじわっと染みてくる可能性も充分あり得るが……? 
やはり、椎名桔平・加瀬亮・三浦友和・小日向文世がいなくなった(=死んでしまった)のが、ゴメス的にはそこはかとなくマイナスポイントがデカいのだ。

一本くらいは私と同様の感想を述べる原稿があっていいようなものだが、なのにどれもこれも絶賛の嵐。
もはや、ビートたけしの映画や番組や著書や小説や発言は、大マスコミが公で反論すらできないレベルの“格”を得てしまったのではないか。
そして、同時にそれはちょっと危険な傾向なのかもしれない。

http://news.livedoor.com/article/detail/13854251/