安室奈美恵(40)や桑田佳祐(61)ら目玉候補の名前ばかりが注目されている大晦日のNHK紅白歌合戦だが、水面下では同局に熾烈な売り込み合戦を展開しているのが各レコード会社の演歌担当だという。

「これまでに出場歴のない歌手をなんとか売り込もうと必死です。紅白に出るか出ないかで来年の営業も変わってくるので、なんとしてもねじ込みたい」(音楽業界関係者)

 とはいえ、演歌歌手たちの活躍の場は減る一方。同局で昨年3月まで23年間放送されていた「歌謡コンサート」が放送終了。幅広いジャンルの歌手が出演できる「うたコン」にリニューアルされてしまった。

 多くの演歌歌手が大賞を受賞していた「日本有線大賞」は今年で50回の節目を迎えるが、「このところ、演歌歌手以外も大賞を受賞。節目を機に番組リニューアルなどの重大発表があるといわれている」(レコード会社関係者)。

昨年の紅白では演歌枠として紅組のトリを務めた石川さゆり(59)、氷川きよし(40)ら常連組に加え、初出場の市川由紀乃(41)ら12組が出場したものの、「今年の演歌枠は昨年と同数か1、2組程度減になるでしょう」(NHK関係者)というから椅子取りゲームは厳しくなるばかりだ。

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