◆SMBC日本シリーズ2017第6戦 ソフトバンク4x―3DeNA=延長11回=(4日・福岡ヤフオクドーム)

試合後にはヤフオクDでソフトバンク・工藤監督の優勝会見が行われた。

−本当にすごい日本シリーズだった

「いや、もう、すごかったです。自分の現役時代も含めて、こんな緊張して、ドキドキして、ハラハラしてやった日本シリーズはなかったので。ほんと、日本一になれて幸せです」

−日本一が決まった瞬間の気持ちは?

「すいません、頭真っ白で。勝ったんだっていう、日本一になったんだっていう喜びが、すごく沸いてきて。もう(リーグ優勝の時のように)泣かないぞ、と決めたんですけど。
一瞬にして苦しかったことが頭の中をよぎって、それで涙してしまいましたけど。本当に選手たちが強い気持ちを持って、絶対負けないぞ、と。
勝つんだ、という強い気持ちを持ってやってくれたことがこういう野球につながったと思うんで。本当に選手達には感謝してます」

−9回の内川の本塁打の瞬間は?

「絶対打ってくれる、と。確信めいたものが、すいません、正直ありました。はい。何ていうんですかね、そのへんはよくわからないんですけど。
絶対打ってくれる、やってくれるっていうものがあって。打球が飛んだ時には、さすがだな、と。素晴らしい、さすがだなっていう思いで打球を見つめていましたので。さすがキャプテン、というふうに思いたいです。はい」

−サファテを3イニング投げさせたのは?

「いや、まあ、2イニングは予定してたんですけど。3イニング目も『行く』と、いうふうに言ってくれたんで。
はい。もう今日はサファテ投手にかけよう、と。その間に絶対に勝とう、という気持ちで、3イニング行ってもらいました」

−王手をかけて、連敗。改めてDeNAの印象は?

「本当に、投げ込んでくる一球がね、思い切って投げてきますし。打つ方も思い切って打ってきますし。ラミレス監督は素晴らしいチームを作ったな、というふうに思いますし。
正直、心のどこかで、7戦までもつれるんじゃないかという気持ちも少しはありましたけど。
それを押し殺して、『今日何とかしよう』という気持ちで戦いましたんで。その思いがかなってよかったなと思います。
ラミレス監督には『素晴らしいチームを作られましたね』と、握手した時にも、終わった時にもお話はさせていただいたんですけども。本当に(DeNAは)強かったです」

−ソフトバンクの強さはどこにあった

「最後まであきらめない、最後の3アウト目のコールが聞こえるまでみんなつないでつないで。
1年間つないでやってきた野球が最後の最後に、みんなが出してくれたんじゃないか、というふうに思います」

−福岡での日本一。ファンへのメッセージを

「本当に1年間、熱い送っていただき、その声がどれだけ選手たちにとって力になったか、と思うと、シーズンでは94勝しましたけれど、
ホームでの勝率を考えるとファンの方の声援なくしてこの数字はなかったんじゃないかな、と思いますし。
クライマックス(シリーズ最終ステージ)、連敗してのスタートでしたけど、それもファンの方の後押しがあって、本来の自分に戻れたと思いますし。
日本シリーズも、また福岡に帰ってきて、みんなが明るく楽しく野球をやってくれて、そして最後まで粘り強くやってくれたのも、
やっぱり、福岡のファンの声援が、何よりも選手を後押ししてくれたんだという風に思いますんで。
本当にファンの皆さんには『1年間熱い応援と、選手たちの後押しをしていただいて、本当にありがとうございました』というふうに思います」

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11/5(日) 1:40配信

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