◆プロボクシング 第74回東日本新人王決勝戦(3日、東京・後楽園ホール)
 11階級で決勝を行い、棄権選手が出た1階級と合わせ12階級で東日本新人王が決定した。
MVPにはスーパーバンタム級の飯見嵐(21)=ワタナベ=が輝いた。

敢闘賞にはマジシャンの顔も持つスーパーフェザー級のジロリアン陸(29)=フラッシュ赤羽=。
技能賞はフライ級の薮崎賢人(20)=セレス=が受賞した。

12選手は全日本新人王決定戦(12月23日、東京・後楽園ホール)で西軍代表と日本一を争う。

 3回TKO勝ちで敢闘賞を受賞したジロリアンは、入場でハットからトランプを噴水のように吹き出すマジックを披露した。
試合では3回にカウンターの右で先制ダウンを奪ったものの反撃を許して劣勢に。ヒヤリとする場面が続いたが、
左フックで相手を大の字にしてTKO勝ちした。

 ジロリアンは「初回でめちゃくちゃ疲れていた」と振り返った。入場時のマジックの用具は
「グラブをつけているとできるマジックが限られているので…。直前に1万5000円で買ってきた」そうだが
「使うのは今回のみなので、きつかったな」と苦笑い。
リングネームのジロリアンはこよなく愛する「ラーメン二郎」が由来。試合前3週間は“二郎断ち”をするそうで
「減量中はラーメン二郎のことばかり考えていた」という。2日の計量後に解禁したが、
さすがに試合前とあって「麺は少なめで油を抜きにした」というが、
東日本新人王となり思う存分ラーメンを楽しめそうだ。


11/3(金) 19:50配信 スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171103-00000261-sph-fight
画像 2回に右アッパーを今井に決めるジロリアン陸(右)
https://amd.c.yimg.jp/amd/20171103-00000261-sph-000-0-view.jpg