◆秋季北信越地区高校野球大会▽決勝 日本航空石川10―0星稜(26日・福井県営野球場)

1994年大会以来の石川勢対決となった決勝は、日本航空石川(石川2位)が星稜(石川1位)に
10―0で完勝して初優勝を果たし、明治神宮大会(11月10日開幕、神宮)出場を決めた。

日本航空石川は1回2死満塁のチャンスから、6番・小板慎之助一塁手(2年)の右翼線二塁打で
2点を先制。その後も着実に加点し、15安打の猛攻で10点を挙げた。

投げては先発した杉本壮志(2年)が5回を無失点に抑え、重吉翼(1年)、大橋修人(2年)の3投手の
リレーで、星稜にホームを踏ませなかった。

両チームは、石川県大会でも熱戦を繰り広げてきた。今夏の準決勝では日本航空石川が8回に
5点差を追いつき、延長11回8―7でサヨナラ勝ち。しかし9月の秋季大会決勝では、星稜が
最大6点差を逆転して10―9で勝利していた。

ライバル対決を制した日本航空石川の中村隆監督(33)は「序盤に主導権を握れたことが大きかった。
会心のゲームだった。北信越大会では勝ちながらチームが成長できた」と話した。

星稜の1年生エースで最速146キロ右腕の奥川恭伸は、5回10安打7失点でマウンドを下りた。
「まだまだ力負け。一冬越えた時に課題を克服できるように頑張りたい」と出場が確実となっている
来春のセンバツへ向け、さらなる成長を誓った。

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