清宮以外も競合! 26日に開かれるドラフト会議を控え、広陵高・中村奨成捕手(3年)が25日、広島市内の同校で取材に応じた。
夏の甲子園1大会最多本塁打記録を更新する6本塁打を放ったスラッガーを地元の広島に加えて、中日も1位指名することが判明。
さらに社会人ナンバーワン左腕のJR東日本・田嶋大樹投手(21)を、西武が1位指名すると発表。オリックスに“横やり”を入れて、一騎打ちに挑む。

 甲子園で数々の記録を塗り替えた中村が、運命のドラフトを迎える。この夏、一躍スターへと駆け上がった“甲子園の新怪物”も人の子だった。

 「ドキドキと不安の気持ちが、半分ずつくらいです。12球団どこでもOK。どこが来てもその球団で頑張りたい。どこでも来いやっていう感じで待っています」

 12球団OKの姿勢をあらためて表明した。地元球団の広島はすでに1位指名を公表しており、
中村も「地元の優勝しているようなチームに(1位指名を)公言してもらえるのは、すごく光栄なこと」と歓迎した。
だが、中日も1位指名の構えで競合は必至だ。

 広島・鈴木球団本部長は、中日の“参戦”に「ひるむことはない」と強気だが、松田オーナーは「下手したら最大3球団行くんじゃないか。
難しいドラフトになる」と頭を悩ませた。緒方監督は「クリーンアップを打てる可能性を秘めている。
地元の子で県民の期待も大きい」と抽選に向けて、気を引き締めた。

 「あの2人には一歩先に、高校で目立たれているので、同じラインに立って、今度は自分が先に目立ってやろうという気持ちはあります」

 中村は、高校野手ビッグ3と称される、早実高・清宮幸太郎内野手(3年)、
履正社高・安田尚憲内野手(3年)に対抗心をあらわにした。広島か、中日か…。
あとは結果を待つのみ。中村がプロ野球選手としての第一歩を踏み出す。

サンスポ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171026-00000525-sanspo-base
練習に向かう広陵・中村=広島市・広陵高校(撮影・鳥越瑞絵)(写真:サンケイスポーツ)
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