プロ野球は26日にドラフト会議を開催する。高校通算111本塁打を記録した清宮幸太郎(早稲田実業)をはじめ、注目の1位指名候補たちの行方が気になるところだ。

今年のドラフトは、清宮と並んで「高校ビッグ3」と称される安田尚徳(履正社)や中村奨成、大学で2度のノーヒットノーランを達成した東克樹(立命館大)、
東京大学に15年ぶりの勝ち点をもたらした宮台康平、社会人ナンバーワンとの呼び声が高い田嶋大樹(JR東日本)など粒ぞろい。

25日放送、MBS「戦え!スポーツ内閣」では、元千葉ロッテの里崎智也らが1位指名を予想。里崎が選んだのは、安田だった。
オリックス・バファローズの伊藤光は田嶋、解説者の金村義明は中村を選択した。

阪神に欲しい選手という前提で中村を選んだ金村は、「こんなキャッチャーはそんじょそこらじゃ出てこない」とコメント。
「お母さんが美人」と笑いを誘いながらも「言うことない」逸材だと絶賛した。

だが、同じキャッチャーの里崎は「能力的な可能性は感じる」と中村を評価しつつ、セカンドに全力で投げていると指摘。
6カ月にわたり143試合を戦うプロ野球でレギュラーになるには、
周囲から見れば100%だが実際は7〜8割という送球力が必要とし、全力では「100%もたない」と断じた。

では、中村がそういったキャッチャーに成長していくには、どのチームを選ぶべきなのか。里崎は「弱いチームに入れ」と語る。

里崎によると、過去20〜30年、強肩強打と言われた高卒のドラフト1位指名で、本当に強肩強打になったのは谷?元信と城島健司の2人のみ。
共通するのは、前者が横浜大洋ホエールズ、後者が福岡ダイエーホークスと、
当時弱かったチームに入団したことだ。里崎は強いチームでは優勝が求められ我慢しきれないとし、弱いチームなら我慢して使ってくれると分析した。

その里崎は安田を選び、現時点で高校ナンバーワンと称賛。最も注目を集めている清宮については、
「スーパースターになるか、めちゃくちゃヘボくなるか、どっちかしかない」と予想した。
それは、過去20〜30年の統計で、ファーストしか守らずに大成したのが清原和博しかいないからという。

里崎は「中途半端じゃ試合に出られない」と、ファーストはキャリアの晩年にある強打者や外国人選手との競争を求められるとし、
ファーストだけを守って使われるには、最低でも打率2割8分、ホームラン20本と厳しいハードルが課されると予想した。

http://news.livedoor.com/article/detail/13801380/
2017年10月26日 7時30分 Sports Watch