AKBのCD 585枚投棄 容疑の男を書類送検 「処分困り」山に


 福岡県警筑紫野署は16日、人気アイドルグループ「AKB48」のCD585枚を同県太宰府市の山中に
不法投棄したとして、廃棄物処理法違反容疑で同市に住む30代の会社員の男を福岡地検に書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。男は「アイドル総選挙で(CDに添付されていた)投票券を使った後、
処分に困って捨てた」と容疑を認めているという。

書類送検容疑は6月中旬ごろ、AKB48のシングルCD計585枚を、太宰府市の山中に捨てた疑い。
CDはすべて同種で、6月に沖縄県で開票イベントが行われた「AKB48 49thシングル選抜総選挙」の
投票券が抜き取られていた。

捜査関係者によると、大量のCDは5〜6月、AKB48のファン仲間である千葉県在住の男性が購入。
総選挙は、券に書かれているシリアルナンバーを専用サイトに打ち込んだ上で、好きなアイドルに
投票するシステムで、男性から「ナンバー入力が間に合わない」と依頼された男は、
九州在住のほかのファン仲間と協力。男性から郵送されてきた約千枚分(約100万円相当)の
入力作業を福岡市内で終えた後、約600枚を自宅に持ち帰ったという。
段ボール11箱分あり、一般のごみ処分は面倒で山に投棄したとみられる。

6月12日朝、山を散歩していた住民が見つけ、署に通報した。CDが入っていた段ボール箱に
送り主である千葉在住の男性の名前や連絡先が書かれており、それを端緒に署は関係者を調べ、容疑者を割り出した。

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/366336/